夏が近付くと段々と室内の気温も上がり、過ごしにくくなってきます。
そんな夏場に備えて「屋根を遮熱すれば暑さが軽減される」と言う話を業者から聞いた方もいるのではないでしょうか。
屋根を遮熱する方法はいくつかありますので、今回はそれぞれの遮熱方法やその効果などについてご説明いたします。
屋根と室内の温度の関係
お住いの様々な部位の中でも屋根は太陽の熱を受けやすく、日光を遮熱する機能や反射する機能が備わっていないため、表面温度が上がった屋根の熱が建物の中へ伝わることで室内の温度が上がる仕組みになっています。
特に金属は熱伝導率が高いため金属屋根を使っているお住まいはより熱くなりやすく、屋根材自体も薄いため室内の温度が上がりやすくなっています。
その他にも天井が吹き抜けの家や2階にリビングがある家なども構造上日光を通しやすかったり熱がこもりやすくなっているため室温が上昇しやすい傾向にあります。
遮熱の方法は?
一般的にコストの面からも「遮熱塗装」による遮熱方法が最も選ばれています。
遮熱塗料で塗装することで屋根の表面温度が12~20℃下がります。
劇的に室内が過ごしやすい環境になる訳ではありませんが、屋根から伝わる熱を抑えることで体感温度が下がることが望めます。
ただし遮熱塗装が行えるのは屋根の劣化があまり進んでいない場合に限るため、目安として築20年以上経っている場合には他の遮熱方法も検討してみましょう。
塗装以外で屋根の遮熱を考える場合には「屋根材に遮熱効果がついているものを選ぶ」ことです。
遮熱塗装と比べるとコストがかかってしまいますが、耐久年数が長く中には30年程持つ屋根もあるため、これから家を建てる方や現在の屋根材の劣化が激しい場合には検討してみるのもおすすめです。
最後にご紹介するのは「遮熱シート」を使用する方法です。
遮熱シートは屋根の表面や裏に張ることで遮熱効果を発揮するもので、遮熱の効果は遮熱塗装を行った場合と同様の効果が得られるとされています。
主に工場などの大きな建物に使われることが多いのですが、戸建てにも利用可能で外壁にも使用できる場合もあるため、屋根だけでなく外壁の遮熱や断熱も可能となっています。
ただし、遮熱塗装や遮熱効果を持った屋根材と比べると取り扱っていない業者が多いため取り扱いのある業者を探す必要があります。
最後に
遮熱の方法として塗装による工事が一般的ですが、屋根の状態によっては塗装が行えないケースもあります。
まずは業者に相談してどの遮熱対策を行うかを決めるようにしましょう。
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