外壁塗装には聞きなれない言葉が多く、どの言葉が何を指しているのか分からないと誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
普段耳にすることのない言葉の一つに「ケレン」があります。
言葉からではケレンが材料の事を指しているのか作業の事を指しているのか全く分かりませんよね。
ケレンとは塗装工事における作業の一つなのですが、これは塗装の仕上がりを左右する重要な作業なのです。
一体どんな作業を行うのでしょうか。
ケレン作業の様子を見てみると一見紙やすりやスポンジの様な物で塗装面に力強く傷を付けている様に見えます。
何故外壁が傷みそうな事をするのかと疑問に思いませんか?
ケレン作業をする目的はいくつかあり、主に作業は雨戸や金属製の部位に対して行われる場合が多く、一つ目の目的はケレン作業で金属部分に発生したサビを落としています。
サビが残っていると綺麗に塗装をしても塗膜の下では錆が成長を続け、次第に剥がれや浮きと言った症状を引き起こしてしまいます。
これと同時に汚れも同じような症状を引き起こしてしまう原因となってしまうため、ケレン作業でサビや汚れを除去し、下地を整えているのです。
一方で目立ったサビや汚れがないにもかかわらず同じように雨戸や金属製の部位に対してケレン作業を行っている様子を目にするかも知れません。
そのような場合には無意味に傷を付けないで欲しい、と言う意見もあるのではないでしょうか。
実はケレン作業はサビや汚れを落として下地を整えるだけではなく、あえて傷を付けることで密着性を高めているのです。
雨戸や板金などの金属部分に加え、樹脂製の雨樋は表面がツルツルしており塗料が付着しにくいため、ケレン作業で傷を付けることで密着性を高めているのです。
また、旧塗膜が剥がれている場合にもケレン作業が行われ、これらのことからケレン作業は「塗料が密着するように塗装面を整える」役割があることが分かります。
そんなケレン作業に使われるのはほとんどの場合で紙やすりや研磨スポンジとなっており、軽度のサビや塗膜の剥がれ、補修、塗装後の仕上げなど幅広い場面で使用されます。
紙やすりでは届かない隙間にはワイヤーブラシが使われることもあります。
特にサビの症状が広く顕著に現れる折半屋根ではサビや汚れを電動工具で除去する方法も一般的です。
最後にケレン作業について注意したいのが、サビや汚れも塗装してしまえば見えなくなってしまうことからケレン作業をしない手抜き工事を行う業者がいると言うことです。
見た目が綺麗になるだけではなく、綺麗な状態が長く続く塗装をしてもらえるように見積もりの内容や工事内容についてはしっかりと確認をしておきましょう。
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