外壁や屋根の汚れを水圧で洗い流す高圧洗浄の作業は、塗装工事をする上で欠かせない作業の一つになっています。
ここで、汚れを洗い流すだけの作業であれば工程を省いてその分工期を短くしたり費用を下げたりすればいいのでは?と考える方もいるでしょう。
場合によってはあなたのお住まいだけでなく、近隣のお住まいにも水しぶきが飛んでしまう可能性があるなど、迷惑をかけてしまうことも考えられます。
そんな高圧洗浄は行わなければならないものなのでしょうか。
高圧洗浄が必要な理由
かつては当然高圧洗浄機は存在していなかったため、手作業によって洗浄作業を行うことは可能です。
そのため現在でも高圧洗浄を必要としない業者が存在しますが、高圧洗浄を行う理由は単に汚れを落とすためではありません。
外壁や屋根は自然現象などに常に晒されており、時間の経過と共に劣化を進めていきます。
劣化はチョーキングや剥がれなど、塗膜に現れます。
塗装をする上では劣化が発生している塗膜の上に新しく塗料を塗り重ねても上手く塗料が密着せず、塗装からわずか数年で塗膜が剥がれるようになります。
塗装を長持ちさせるためにも古い塗膜は取り除かなくてはならず、高圧洗浄はその水圧を利用して古い塗膜を取り除くことができるため行われているのです。
古い塗膜だけでなく汚れもまた塗料の密着を妨げる原因になるため、古い塗膜や汚れなど仕上がりの質を下げてしまう要因を取り除くために行われていると考えると良いでしょう。
*昔ながらの塗装屋さんは高圧洗浄機を使いたがらない?
日本に高圧洗浄機がやってきたのは1988年のことであり、登場からあまり時間が経っていません。
そのため機械を使わない昔ながらの塗装屋さんがいてもおかしくはないのです。
ただし、高圧洗浄機は作業効率や塗装の質を考慮すれば取り入れるべき技術であり、時代の流れに合わせて柔軟に判断すべきですから「高圧洗浄機は必要ない」と否定的な意見を示す業者にお願いするのは一度よく考えてみる必要があるでしょう。
高圧洗浄の注意点
高圧洗浄は古い塗膜を含めた汚れを落とす作業であり、家全体を洗浄する場合には通常一日が高圧洗浄の作業になります。
作業効率は確かに上がりましたがそれでも2、3時間で終わるようなものではないため、しっかりと時間をかけて洗浄する必要があります。
また、高圧洗浄により室内へ水が侵入してしまうことも考えられます。
窓やサッシ廻り、クラックが発生している部位などからは侵入しやすいのですが基本的に高圧洗浄により室内に水が入ってしまうことは業者の施工ミスですので、発見した際にはすぐに業者に問い合わせましょう。
最後に
高圧洗浄に使用する水道代は施主様負担になるのですが、1日の作業で発生する水道代は1000円~2000円と決して高額ではありません。
無料ではないためそれでももったいないと考える方もいるとは思いますが、数千円の水道代で高圧洗浄を行わなかった結果すぐに塗装が剥がれてしまった、ということが起これば水道代以上の施工費用がかかることを押さえておくと良いでしょう。
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