外壁塗装をしなくてはいけないが予算がなく工事が難しい…。
こんな時、特に傷みが激しい部分のみを補修や塗装しようと考える方もいるでしょう。
費用は抑えられますし気になっていた部分の補修もできる訳ですから、わざわざ全面を塗装する必要もないのでは?と思ってしまいがちです。
部分的に外壁の一面を塗装することはできますし、実際に一面のみでも塗装を行った方がいいケースもあります。
ただし、デメリットもしっかり踏まえた上で本当に一面のみの塗装で大丈夫か、全体を塗装するべきかを検討するようにしましょう。
一面のみの塗装は本当にお得なの?
平均的に見て足場代を含めた一面のみの塗装は「40~60万円程度」になります。
確かに一度当たりの塗装費用は全面塗装と比べればかなり安くはなりますが、同じ大きさの住宅であれば全面塗装の費用は「120~140万円程度」ですので一面のみの塗装は割高になってしまいます。
割高になってしまう要因の一つに足場代があります。
一面のみの塗装であっても足場の組み立ては欠かせませんし、安全面や近隣への配慮も兼ねて余分な足場を設置するためその分足場代もかかるのです。
新旧の塗装面に差が出る
当然一面のみを塗装するのであればそれ以外の三面は新築あるいは前回の塗装から時間が経った状態のままになります。
例え旧塗装面と同じ色で塗装したとしても艶の出方は異なりますし、劣化をした塗膜に合わせることは難しいため違和感なく同じ仕上がりにすることはほぼ不可能と考えてよいでしょう。
色や仕上がりがはっきり分かれてしまうことを考慮してあえて全く違う色に塗り替えてツートン仕上げにすることも考えてみると良いかもしれません。
不自然さはなくなりますし、色の組み合わせ次第ではよりおしゃれな住宅に仕上げることも可能でしょう。
一面のみの塗装でも工事はすぐに終わらない
晴れの天気が続けば外壁塗装は通常2週間程度の工期になります。
一面のみを塗装するのであれば単純計算で4分の1の期間で終わりそうだと考えてしまいますが、実際には半分程度の5~7日はかかってしまいます。
多少工期は短くなるものの、外壁塗装には「乾燥」が欠かせないためにどうしても工期の大幅な短縮はできません。
そのため人件費も発生してしまい、割高な費用になっているのです。
一面のみの塗装がおすすめされるケース
住宅は方角によって劣化の速度や度合いが異なることもあるため、一面だけが著しく劣化している状況が起こることもあります。
北面は陽が当たらずコケやカビが繁殖しやすいですし、ひび割れが一面に集中している場合には大掛かりな工事へ発展してしまう前に一面のみの塗装で対応してあげる必要性も考えた方が良いでしょう。
最後に
一面のみでも外壁塗装は可能ですが、その後塗装時期が常にズレて頻繫に工事を行う必要があったりそれに伴って業者との打ち合わせが増えてしまうこともあるため、できるだけ全面での外壁塗装がおすすめされます。
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