塗装の説明を受けていると「より長持ちさせるためにうちでは4回塗りを基本にしています」、このようなことを言われることがあります。
塗り回数は一般的に3回だと言われていますが、回数を増やせば確かに丈夫になりそうなイメージを持つでしょう。
ただし、単に回数を増やしただけの塗装は危険です。
なぜ回数を増やすのか、なぜ3回塗りが適切だと定められているのかを詳しく見ていくことで、間違った提案を回避できるようになります。
塗り回数はなぜ3回塗りなの?
そもそもこの塗り回数は誰が定めたものだと思いますか?
塗装業者は当たり前のように3回塗りをしますと言いますが、これは塗装業者が定めたものではなく、塗料が最大限の効果を発揮できる回数として塗料メーカーが定めたものになります。
大手の塗料メーカーである日本ペイントさんや関西ペイントさんでも3回塗りをする仕様が明記されています。
メーカーが指定する塗り回数を守ることでトラブルを発生させずに長持ちする塗装が仕上がるのです。
では、4回塗りや5回塗りを提案する業者はなぜ規定外の回数を提案するのか紐解いていきましょう。
塗り回数が増えるケースも確かにある
場合によっては4回塗りや5回塗りを提案されることもあるでしょう。
しかしそれは塗装をより強くするためのものではなく、建物の状態が悪く通常通りの塗装では塗料が効果を最大限に発揮できないことがあるからなのです。
メーカーが定めた塗り回数はあくまでも比較的状態の良い外壁で得られた結果です。
下地の状態が悪いと何度塗り重ねをしてもすぐに剥がれてしまいます。
このような場合には下塗りの回数を増やし、仕上げの塗料を塗る面を整えることもあるでしょう。
それゆえに塗り回数を通常よりも増やす提案をされた場合には、なぜ基本的な回数よりも多くなるのか、どの部分にどの塗料を多く塗るのかを質問してみましょう。
曖昧な理由だったり根拠のない理由であった場合には別の塗装業者に依頼することをおすすめします。
最後に
外壁塗装において大切なのは塗り回数ではなく、あなたのお住まいに合った塗料を選ぶことや正しい手順で工事を進めていくことです。
雨の日には作業をしないこと、塗料の希釈率は守るなど基本的なことが当たり前にできる業者にお願いしましょう。
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