外壁塗装や見積もりの説明を受けている際に、「下地処理が大切」と言われることがあります。
下地処理は、塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する下準備の工程です。建物の外観を美しく保ち、長持ちさせるためには欠かせない重要な作業となります。
今回は、下地処理が外壁塗装において果たす役割や具体的な作業内容について詳しく解説します。
下地処理は徹底されるべき重要な作業
業者によっては「下地調整」と呼ばれることもある下地処理は、外壁塗装において塗膜の性能を最大限に引き出すための基礎的な工程です。
優良な塗装業者であれば、この下地処理を非常に丁寧に行います。
もし下地処理が行われなかったり、不十分であった場合には以下のような問題が発生する可能性があります:
- 塗膜が数年以内に剥がれる
- ひび割れが再発する
- 塗装面が不均一になり見栄えが悪くなる
これらのトラブルを防ぐためには、塗装面の汚れやサビをしっかりと除去し、ひび割れや破損箇所を補修するなど、塗装を始める前に塗装面を整えることが必要です。
一般的に外壁塗装の耐用年数は10~15年とされていますが、これは適切に下地処理を行った場合の話です。
下地処理を徹底することで、塗膜の性能を発揮させ、外壁を美しく長持ちさせることが可能になります。
下地処理の具体的な作業内容
下地処理には、塗装面の状態や素材に応じてさまざまな工程があります。以下は主な作業内容です。
1. 高圧洗浄
塗装前の外壁に付着した汚れやコケ、カビを高圧洗浄機を使って洗い流します。
高圧洗浄は、目に見えない小さな汚れまで除去する効果があり、塗膜の密着性を高めるために重要な作業です。
既存の塗膜が剥がれている場合でも、この作業でしっかりと取り除くことができます。
2. ケレン作業
ケレン作業とは、紙やすりやワイヤーブラシ、電動工具を使って金属部分のサビや既存の劣化塗膜を除去する作業です。
特にサビが発生している部分では、再発を防ぐために非常に重要な工程です。
金属製の付帯部(雨戸やシャッターボックスなど)がある場合には必須の作業と言えます。
3. コーキング補修
サイディング目地や外壁のひび割れに対してコーキング材を使って補修を行います。
この工程では、ひび割れを埋めたり、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。
さらに、コーキングの打ち替えや増し打ちによって建物全体の防水性を向上させます。
4. セメント補修
モルタルやセメント系の外壁で発生したひび割れや損傷に対して行う補修作業です。
劣化した部分をハンマーなどで取り除き、新しいセメントを使って補修し、表面を平らに整えます。
この作業により塗装の密着性が向上し、仕上がりも美しくなります。
下地処理が不十分だとどうなる?
下地処理が不十分な場合、数年で塗膜が剥がれたり、塗装面にひび割れが発生したりする可能性があります。
また、塗装の仕上がりが不均一になることで、美観を損ねてしまうこともあります。
そのため、下地処理を徹底して行ってくれる業者を選ぶことが、外壁塗装を成功させる大きなポイントとなります。
最後に
外壁塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する下地処理。
せっかくの塗装工事を台無しにしないためにも、下地処理をしっかりと行ってくれる信頼できる業者を選びましょう。
また、施工後のトラブルを避けるためにも、下地処理の内容について詳しく説明してくれる業者に依頼することが大切です。
外壁塗装を成功させ、美しい外観と安心の耐久性を手に入れましょう!
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