先日、一階周りの手の届く範囲をDIYで塗装されているお客様から見積もり依頼のご相談がありました。二階部分や屋根については足場が必要なため手が届かず、全体的な塗装の見積もりを作成することとなりました。
お客様の中には、ご自身で部分的な塗装を行っている方も多く、材料や施工方法について質問をされるケースもよくあります。そこで今回は、外壁塗装をDIYで行う際のポイントや注意点についてお話ししていきます。
1. DIYでよく塗装される部位と施工方法
DIY塗装で多いのは、ウッドデッキなどの木部関係です。これらは足場を必要とせず塗装しやすい部位のため、挑戦される方が多いようです。木部塗装には、以下の2つの施工方法があります:
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木目を残す方法
キシラデコールなどの防腐剤を使用して木目を活かす塗装です。自然な風合いを保ちつつ、防腐効果を得られます。 -
木目を塗りつぶす方法
一般的な塗料で塗装し、木目を隠してツヤを出す仕上げ方です。見た目が鮮やかになる反面、木材の質感を失う場合があります。
どちらの方法でも、材料や施工手順を正しく守ることが重要です。適切に施工することで、木材の耐久性と美観を保つことができます。
2. DIY塗装で気を付けるべき点
先日ご相談いただいたお客様のお住まいでは、一階部分に木が使われており、雨戸や軒天などをDIYで塗装されていました。半年前に塗装されたとのことでしたが、現在もツヤが残っており、きれいな仕上がりでした。
ただし、外壁全般の塗装となると注意が必要です。特に以下の点を考慮することが大切です:
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塗料の密着性
外壁の素材によって塗料の密着度が異なります。不適切な塗料を使用すると、塗装後に剥がれが発生することがあります。 -
アルミ部分の塗装
窓枠などのアルミ素材を塗装する際は、剥がれやすくなるリスクがあります。実際に半年が経過した時点で剥がれが発生しているケースも見られました。 -
耐久性の問題
DIYで行う場合、正しい施工方法や適切な材料を選ばないと、耐久性に問題が出ることがあります。結果的に再塗装が必要になるケースも少なくありません。
3. DIYのメリットとプロに依頼するべき理由
DIYは、手の届く範囲や耐久性がそれほど求められない部分で行う分には、お住まいへの愛着を深める良い方法です。しかし、屋根や二階部分など、足場が必要な部位や耐久性を重視する箇所については、プロの業者に依頼することをおすすめします。
DIYで必要な最低限の道具:
- 刷毛・ローラー
- 養生テープ
- プライマー(下塗り材)
- 塗料(お好きな色)
- 塗装用シンナー
※シンナーの代わりに灯油や除光液も使用できますが、下地の色を剥がしてしまうリスクがあるため注意が必要です。
プロに依頼することで、塗装後の耐久性や仕上がりの美しさを保ちつつ、長期間安心して暮らせる住まいを実現できます。
4. まとめ
DIY塗装は、簡単な部分を手軽に仕上げたい方にとっては魅力的な選択肢ですが、適切な材料や施工方法を知らないと、逆に建物の耐久性を損なうリスクもあります。
プロの業者は塗装の基礎から仕上げ、メンテナンスまでトータルで対応し、お住まいを最良の状態に保つお手伝いをします。お客様がDIYで愛着を深めた箇所を尊重しつつ、難しい部分はぜひお任せください。
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