年末にかけて外壁塗装の見積もり依頼や現場調査にお伺いする機会が増えており、お客様からの要望として見た目をあまり変えたくないと言う声が聞かれます。
外壁塗装をする上でどのような色にするのかで悩まれる方は多いですが、中には新築時のサイディングボードの柄などが気に入っていると言う方がいます。
しかし塗装をしてしまうとせっかくの柄が消えてしまうのではないかと不安に思われている方はいませんか？
サイディングの柄を残したいと言うお客様にはクリア塗装をおすすめしています。
そこで今回は外壁塗装のクリア塗装についてお話していこうと思います。
クリア塗装とは簡単に言うと透明の塗料で塗装していくことで、今の状態を残して塗装することができます。
今の状態が残ると同時に塗料を扱っていますのでツヤのある仕上がりになります。
クリア塗装の場合は今の状態がそのまま仕上がりの姿になるため、クリア塗装の要望がある場合には現状発生している色あせやコケなどの付着物、外壁の状態を現場調査の際にしっかりと確認していきます。
色あせが発生している場合には色あせた状態のまま、コケなどの付着物に関しても塗装前に高圧洗浄で落としていきますが、洗浄では落としきれない汚れは残ってしまいます。
それから補修の範囲によっては補修跡が目立ってしまうこともあるため外壁の状態を隅々まで確認し、クリア塗装をした際にきれいに仕上がるかどうかをお客様にお伝えしていきます。
通常の塗装であれば色あせや汚れなどは色付きの塗料で見えなくなりますが、クリア塗装の場合は透明な塗料を使う関係上どうしても現状が反映されてしまうため現場調査の際にクリア塗装が向かないと判断にした場合には別の提案を考えていきます。
塗装の方法としてはクリア塗装は材料にもよりますが、クリア塗料での2回塗りとなるため通常の工程よりも1工程少なくなります。
しかし金額的な面では塗装の工程がひとつ減るのに対し、補修後のタッチアップなど細かな工程が増えるため通常の塗装と変わらない金額になってきます。
そしてクリア塗装の場合は塗装作業の後にコーキングの打ち替えが行われるため施工の手順が異なります。
塗装工事をお考えでクリア塗装をしたいと言う方はクリア塗装が適さなくなる前の早め早めの工事が大切になります。
時期が遅れてクリア塗装ができるか知りたいという方はしっかりと現場調査をしてもらい、どの程度状態を戻せるか担当に聞いてみるとよいでしょう。
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