3月も半ばになり、塗装工事の見積もり依頼が増える時期となりました。築年数が経過したお住まいでは、外壁の劣化が気になり始める方が多いようです。現場調査では、 ひび割れやコーキングの劣化、カビやコケの発生 といった問題がよく見受けられます。
今回は、 塗装工事を見送る場合でもお住まいを守るためのメンテナンス方法 を詳しくお話していきます。
外壁メンテナンスの重要性とは?
外壁は 雨風や紫外線 に常にさらされるため、 時間の経過とともに劣化 していきます。劣化を放置してしまうと、 水の侵入や構造自体の損傷 につながり、大規模な修繕が必要になるケースも。
しかし、塗装工事をすぐに行えない場合でも、 適切なメンテナンス を行うことでお住まいの寿命を延ばすことが可能です。
自分でできるメンテナンス方法はこれ!
1. 高圧洗浄は避けてやさしい洗浄を
家庭用高圧洗浄機での外壁掃除は、 塗膜を傷つけるリスク があるためおすすめできません。
安全な方法:
- 柔らかいスポンジを使い、 ぬるま湯でやさしくこすって洗浄 する。
- 中性洗剤を使う場合は、よく水ですすぐこと。
2. ひび割れ対策にコーキング材を使おう
外壁に ひび割れ(クラック) が見つかったら、 応急処置としてコーキング材の注入 を行いましょう。
作業手順:
- 割れた部分の汚れをきれいにする。
- コーキング材を注入し、ならして乾かす。
ポイント:
- ホームセンターで簡単に購入可能。
- 作業手順は YouTube のDIY動画も参考にできる。
3. カビやコケの除去方法
日の当たりにくい面 に発生しがちな カビやコケ は、適切な方法で除去することで見た目が改善されます。
やり方:
- カビ取り専用の洗剤を使い、やさしく拭き取る。
- カビを放置すると 根が深く張る ため、早めの対処が重要。
プロに任せるべき場合とは?
ご自身でのメンテナンスは簡易的なものに限られます。以下のようなケースは 塗装業者に相談 しましょう。
- 外壁全体の剥がれや広範囲のひび割れ が見られる。
- 雨漏り の発生。
- カビやコケが頑固で落ちない場合 。
塗装工事の時期を迎えていたり症状が顕著な場合にはプロでなければできない作業がたくさんあります。
早めの対応が家を守る秘訣!
外壁塗装は、 古くなった家を元に戻す工事ではなく、現状を維持するための工事 です。劣化が進む前に、 早めの工事と定期的なメンテナンス を行うことでお住まいの寿命を延ばすことができます。
何か気になる点があれば、 小さなことでも早めの対策を! 塗装工事がすぐに行えない場合でも、 できる範囲でメンテナンス を続けることが、 お住まいを守る最善の策 となります。