塗装工事の季節が近づき、見積もり依頼や現場調査が増える時期になってきました。外壁塗装を検討される多くのお客様から「外塀の塗装もお願いできるか」とのご相談をよくいただきます。外壁だけを塗り替えると、きれいになった外壁に対して 古びた外塀が目立ってしまう ことが多いのです。
そこで今回は 外塀塗装の重要性 と 塗装時に注意すべきポイント を詳しくご紹介します。
外壁塗装が終わると気になり出す外塀の劣化とは?
塗装工事では屋根や外壁だけでなく、破風板、雨樋、雨戸、シャッターなどの付帯部分も含めた工事が行われるため、 建物全体が見違えるほどきれい になります。
ところが塗装が終わった後に多いのが 外塀が気になり始める ケース。外壁が新しくなったことで古びた塀が目立ち、「 外壁の塗料が余っていたらついでに塀も塗装してほしい 」と相談されることもよくあります。
外壁塗料をそのまま外塀に使うのはNG!その理由とは?
外壁の塗料が余ったからといって そのまま塀に使用することはおすすめできません。 理由は、 塀と外壁では塗料に求められる性能が異なるから です。
外壁塗料の特性
- 防水性能重視: 雨水の侵入を防ぎ、外壁の内部を保護します。
外塀塗料の特性
- 透湿性重視: 塀は地面から湿気を吸い上げるため、塗膜が湿気を逃がす必要があります。
もし防水性の高い外壁塗料を塀に使用してしまうと、湿気を逃がせなくなった塀は 塗膜が膨れたり剥がれたり するため、 見た目も劣化 してしまいます。
外塀塗装に適した塗料とは?
塀には 透湿性の高い塗料 を使うことが基本です。外壁用塗料とは 成分や性質が異なるため、別途見積もりが必要 になるケースがほとんどです。
外塀塗装を追加するタイミングは?
塗装工事の際、 塀だけを別のタイミングで塗装する と、再び 足場代や塗装の準備費用が発生 します。そこで、 外壁塗装を行うタイミングで塀も一緒に塗装するのがおすすめ です。
外壁塗装を計画する際は 塀の状態も一緒に確認 し、長期的な視点で塗装の計画を立てることが重要です。
塗装工事を機にお住まいを見直す絶好のチャンス!
お住まいは年数が経つにつれて 劣化が進行 し、見た目の印象や耐久性に影響を与えます。 塗装工事は家の外観を一新する絶好の機会 ですので、外壁と外塀の両方を検討することで 美しい仕上がり と 長期的な維持 を実現できます。
一度手を入れたらしばらく塗り替えることができない塗装工事だからこそ、 必要な箇所を見逃さずしっかりと点検 し、最適な塗装プランを計画しましょう。