外壁塗装の工事では期間中足場が組まれたり臭いや騒音がしたりと、不自由な生活を強いられてしまいます。
そんな生活はどれだけ続くのか、一体どんな作業にどれだけの時間がかかっているのかを知りたいと言う方も多いでしょう。
お住まいを何年にも渡り保護するための工事ですのでただ塗ればいいだけの作業ではなく、様々な工程を踏んでの作業となるためそれなりの日数はどうしてもかかってしまいます。
工期の目安としては1週間~2週間前後ではありますが、お住まいの状態や塗装範囲、天候などによって実際の工期は前後します。
外壁がかなり傷んでしまっており下地処理を入念に行わなければならない場合には時間がかかりますし、屋根だけ外壁だけの工事であれば全体の塗装に比べ短い期間で終わると見通すことができます。
また、梅雨時期などで雨が続いた場合には作業が思うように進まず長期化してしまうことも珍しくありません。
では1週間~2週間の期間で一体どのような作業が行われているのでしょうか。
まず行われるのは足場の組み立てで、時間としては半日~1日の内容となります。
金属の部材を組み立てる関係上大きな音がしたり、部材を運ぶ大きなトラックが出入りしたりと日常生活の妨げになりやすいです。
その後塗装面をきれいにするために高圧洗浄が行われます。
外壁や屋根には長年蓄積された汚れやコケ、古い塗膜が付着しており、そのまま塗装してしまうと仕上がりに影響してしまいます。
しっかりと洗い流した後は濡れた表面を乾かすため1日から長いと3日ほどの乾燥時間を設けます。
外壁が乾いてもまだ塗装は行わず、次に養生の作業が行われます。
主に窓のサッシや玄関ドア、植栽など塗料が付着してはいけない部分を保護するためにビニールで覆う作業となります。
お住まい全体の必要な箇所に養生作業を行うには1日かかるのが一般的です。
さらに塗装前には外壁や屋根が仕上がりに影響してしまう状態になっている部位に対して補修を行います。
例えばひび割れを埋めたりサビを落とすと言った作業で下地処理と呼ばれます。
塗装の仕上がりは下地処理で決まると言われるほど重要な作業ですので最低でも1日かけて作業が行われます。
そしていよいよ塗装の作業が始まります。
塗装は下塗り・中塗り・上塗りと3回に分けて行われ、それぞれの工程で最低1日ずつかかります。
下塗りから中塗り、中塗りから上塗りを行う際には十分な乾燥時間が必要になるため、気候や材料によって塗装にかかる日数は前後します。
塗装の工程がすべて終了すると足場を解体する前にお客様立会いのもと完了検査が行われます。
塗り残しはないか、塗料の飛散はないかなど細かく見て回り、必要に応じてその場で手直しを行ったり、後日改めて補修を行うことになります。
最後に足場が解体され作業道具の片付けや掃除を行い工事完了、お引渡しとなります。
工期が長いと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、適切に工事を行うためにはどうしても時間がかかってしまうものです。
それにも関わらず工期が短い場合には手抜き工事が行われている可能性が高いので注意しましょう。
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