外壁塗装を業者に頼むと高い…そんな理由から自分で塗装しようと考える方もいるでしょう。
DIYは今も人気がありますし、外壁塗装もDIYで塗り替えることが可能です。
しかし、ペンキとローラーがあれば塗装できるものではないため、DIYに向けた知識が必要になります。
ここではDIY向けに押さえておきたいポイントなどの解説を行います。
DIYに向けた準備
外壁塗装には様々な道具が必要になりますが、正しく安全に塗装するためにも道具はきちんとそろえておく必要があります。
塗装の手順に沿って必要になる道具を確認してみましょう。
*洗浄
塗装をする前には塗料の密着性を高めるために汚れやコケを「高圧洗浄機」で洗い流します。
コケやカビなどには「中性洗剤」を使い「ブラシ」でこすって落としてあげます。
*養生
塗装をしない場所は「養生シート」や「マスキングテープ」などを使い養生します。
塗料が飛散すると困る植木や車などにも養生を行いましょう。
*下地処理
外壁にひび割れがある場合には「コーキング」を使い補修します。
必要に応じて「サンドペーパー」で表面を整えます。
*下塗り
外壁に塗料を密着させるために下塗りを行います。
広い面には「ローラー」、細かい部分には「刷毛」を使い「下塗り用塗料」をムラなく塗りましょう。
*中塗り・上塗り
下塗りが乾いたら「上塗り用塗料」を2回塗ります。
一度の上塗りでは耐久性が保たれないため必ず2回行います。
*その他
・外壁が金属の場合や鉄部がある場合には「ワイヤーブラシ」や「金属製のたわし」を用いてサビを落とす必要があります。
・油性塗料を使う場合には「うすめ液」を用意しておきます。
・安全を考慮する上で「脚立」や「はしご」、「ヘルメット」、「マスク」、「ゴーグル」を準備して塗装に臨みましょう。
DIYのメリットとデメリット
外壁塗装をDIYで行うことは不可能ではありませんが、脚立やはしごでの慣れない高所作業は転落の危険性が高く、あまりオススメできません。
また、家具などのDIYとは全く異なるため知識不足や経験不足によるトラブルが起こる可能性は非常に高いです。
しかしながら外壁塗装をDIYで行えば塗装業者の都合に合わせる必要はなくなりますし、比較的費用を抑えることが可能です。
十分に時間がある場合には検討を視野に入れても良いでしょう。
最後に
2階建てや屋根の塗装はさらに危険が高まります。
転落による事故を考えると業者に任せた方が安全で、最悪の場合命を落としてしまう事を考慮しても費用をかけて業者に任せるべきだとも言えます。
外壁塗装をご自身で考えている方は本当にDIYで塗装をすべきか、しっかり検討した上で判断してください。
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