築年数が経過している家に潜むリスク?アスベストを正しく理解して安心リフォーム

築年数が経過している家に潜むリスク?アスベストを正しく理解して安心リフォーム

あなたのお住まいは築何年目ですか?

築年数の経過した住宅では、「アスベスト」が使用されている可能性があると聞いたことがあるかもしれません。健康に影響を及ぼす恐れがあるとされるアスベスト。その話を聞くと、不安に感じる方も多いでしょう。

しかし、アスベストが使用されていたとしても、正しく理解し、適切に対応することで安心して暮らし続けることができます。今回は、アスベストに関する知識とその対応について詳しく見ていきましょう。

そもそもアスベストとは?

アスベストは、熱に強く安価であることから、1955年から2005年までの間に防火目的で広く建材に使用されていました。

一般住宅におけるアスベスト使用例

  • スレート屋根
  • 窯業系サイディング
  • ロックウール吸音天井板

アスベストは粉塵を吸い込むことで肺がん悪性中皮腫を発症するリスクが高まることが判明し、2006年9月には、0.1重量%を超える製品の製造・使用が全面禁止となりました。

ただし、通常の建材として使用されているアスベストは板状に固められているため、状態が良好であれば有害な繊維が飛散するリスクは低いと考えられています。そのため、アスベストが含まれているからといって、過剰に心配する必要はありません。

注意が必要なのはリフォーム時の撤去作業

リフォーム工事などで、アスベストを含む建材を撤去する場合は注意が必要です。撤去作業で粉塵が飛散する恐れがあるため、適切な除去作業が必須となります。

アスベストが使用されていた場合の工事手順

工事前にアスベスト使用の有無を専門業者が調査します。アスベストが含まれている場合、以下の手順で作業を進めます:

  1. 湿潤化処理
    水や薬液で建材を湿らせ、粉塵の飛散を防ぎます。

  2. 手作業による撤去
    丁寧に建材を手作業で取り外します。

  3. 密閉梱包
    撤去した建材は密閉性の高い袋や容器に梱包します。

  4. 適切な廃棄処理
    許可を受けた産業廃棄物処理業者が安全に処分します。

費用の違い

  • 屋根材や外壁材に使用されたアスベストは比較的危険性が低く、撤去費用も抑えられます。
  • 一方、吹き付け材のような飛散リスクの高い部位は、費用が高くなる傾向にあります。

最後に

アスベストは、建材として使われている状態ではそれほど危険ではありません。しかし、不適切な方法で撤去するとリスクが高まります。

「もしかしたらアスベストが含まれているかも?」と心配な方は、信頼できる業者に相談し、正しく対応してもらうことが重要です。適切な対応で、安心してリフォームやメンテナンスを進めましょう。

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