3月に入ると足場を建てているお住まいが徐々に増え始め、外壁塗装に人気の季節となってきています。
先日現場調査にお伺いしたお客様も築10年が経過しており、年数的にもそろそろかと外壁の劣化も考えられてのご相談でした。
お客様の中には建てた住宅メーカーから家を建てる際にメンテナンスをしなくても大丈夫な外壁と言われている方もいます。
実際に外壁を見てみるとメンテナンスが必要な外壁であることがほとんどで、お客様も少し不安に思われてしまいます。
そんなお客様の声で多いのが、今回メンテナンスをして今後手を入れる必要のない工事はできるのかと言った問題です。
そこで今回はノーメンテナンスについてお話していきたいと思います。
基本外壁や屋根は常に雨や紫外線などのダメージを受けています。
塗装の必要がない外壁もありますがあくまでも塗装による保護の必要がないもので、細かな劣化に対する補修は必要となるため完全なノーメンテにはなりません。
しかし塗料によっては耐用年数が長い材料もあるため、このような材料を使用するとメンテナンス頻度を下げることができます。
かつてアクリル塗料やウレタン塗料が主流だった時には10年ほどで塗料の効果が切れてしまっていましたが、現在では10年以上の耐久性をもつシリコン塗料が主流になっていますし、価格は高くなるもののさらに耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料まで流通しています。
完全なノーメンテナンスと言う訳にはいきませんが、フッ素塗料や無機塗料を使えば20年前後は効果が維持できます。
フッ素塗料や無機塗料のように高耐久の塗料を使う際にはそのほかの材料にも気を付けなければなりません。
よくある例がコーキングと塗料のグレードが合っていないと言うもので、塗料は20年持ってもコーキングは10年しか耐久性がない場合には外壁が綺麗であってもコーキングだけ先に劣化してしまいます。
塗料などの材料は施工する全ての部位で耐久性を揃える必要があると押さえておきましょう。
お客様によっては築10年のお住まいもあれば20年30年が経過してまだ一度も塗装をしたことがないと言った方もいます。
立地によって劣化の度合いも異なりますが20年経過しても劣化がほとんどなくきれいなお住まいもあれば、10年でも傷みが激しいお住まいもあります。
目立った劣化がなければ手を入れる必要がないと思いがちですが、たとえ現状劣化が目立っていないからと言ってメンテナンスしなくていい訳ではありません。
すぐにでも塗装しないと家に直接影響があるかといえばそうではありませんが、あくまで塗装工事は今の状態を維持していく工事になるため、メンテナンスで一見見た目はきれいになっても内部で進行した劣化はそのままになるため早めのメンテナンスをおすすめします。
一方で塗装によるメンテナンスが必要ない外壁と言うのがタイルやレンガで、紫外線や雨風によるダメージをほとんど受けないため塗装する必要はありません。
しかしながらタイルやレンガの外壁であっても実は目地部分が劣化してしまうため、やはり定期的なメンテナンスが必要となります。
屋根や外壁はメンテナンスのタイミングは使用する材料も大切ですが、お住まいの条件によっても変わってくるため、メンテナンスをどのタイミングで行うべきかは少々難しい面があります。
少しでも家に気になる劣化が現れた時には近くの業者に問い合わせて現状を見てもらうと、どのような作業を行えばいいのかが見えてくるため、やるやらないに関わらず一度相談してみることをおすすめします。
年数的にも10年を過ぎていると全く劣化していないとは考えにくいため目安として10年を過ぎたタイミングで業者に見てもらうことが大切です。
家を建てた以上維持費がかかってくるものにはなりますが、一度建てられた大切なお住まいですので今後の事を考えながらメンテナンス時期を見極めていくといいでしょう。
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