現在のお住まいに多く使われている屋根材であるコロニアルはスレートと呼ばれることもあり、比較的薄型でかつて主流だった瓦屋根と比べると建物への負担も小さく安価なことが特徴です。
しかし基本的に塗装の必要がない瓦屋根に対しコロニアル屋根には定期的な塗装が必要となります。
この時に注意しなければならないのがタスペーサーで、コロニアル屋根を塗装する際にはタスペーサーを使うことが必須と言ってもいいほど重要な道具です。
タスペーサーは瓦同士が重なった部分に差し込んで装着する縁切り材と呼ばれるもので、タスペーサーの登場以前からコロニアル屋根の塗装に対しては縁切り作業が行われていました。
縁切りの目的は雨漏りの防止で、コロニアル屋根は瓦同士の重なりに出来る隙間が狭く塗装をすると塗膜で隙間を塞いでしまいます。
隣り合った瓦の隙間などから入り込んだ雨水は瓦を伝って排水されますが、塗膜によって隙間が塞がれると雨水の逃げ道がなくなってしまい内部に雨水が溜まり雨漏りを引き起こします。
そこで従来は隙間を塞いでいた塗膜を施工後十分に乾燥されたタイミングで皮スキやカッターなどを用いて切っていました。
現在でも従来通りの縁切りを行っている業者はいますが、施工後に縁切りを行うとせっかくきれいに塗装された表面に足跡が付いたり屋根材を踏み割ってしまったり、きれいに切ることができず塗膜が割れてしまうなど様々な問題が起こる可能性があります。
一方でタスペーサーは下塗りを終えた後が装着のタイミングであり、隙間が十分に保たれたまま塗装を進めることができます。
また、外から見てもほとんど目立つことはありません。
こちらの施工事例でタスペーサー装着の写真をご確認いただけます。
タスペーサーには別途費用がかかってしまうものの様々なリスクを回避できることから縁切りにタスペーサーを使用することが一般的となっています。
タスペーサーは一度装着すれば2回目、3回目の塗装の際に再度装着する必要がないことも特徴です。
これから初めて塗装をする際やすでに塗装の経験はあるものの以前の塗装ではタスペーサーの装着を行わなかった場合には必ず装着いたします。
タスペーサーを使用しないことが悪い業者だと言い切ることはできませんが、お住まいの健康や生活のことを考えるとタスペーサーをきちんと見積もりに含めている業者は信頼の一つだと考えていいでしょう。
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