「外壁に塗り残しがある！」「塗料が家の周りに飛び散っている！」
このように外壁塗装に対する不満を抱えているもののクレームを入れるのは抵抗がある、と言う方はいませんか？
業者にクレームを入れなければそのまま工事は進んでしまいますし、クレームの内容によっては作業が進んでしまうことによって対処が出来なくなったり伝えづらくなってしまいます。
正しく工事をしてもらうためにもクレームを入れることは大切ですが、クレームを入れる際でも気を付けたいポイントがいくつかありますので詳しくご説明いたします。
不満な点はなんでもクレームを入れていい訳ではない？
外壁塗装では悪質な業者によるトラブルが発生しやすく、結果としてクレームが起こりやすいと言われています。
また、思っていたような工事にならなかったと言った想像と実際の差異によりクレームに繋がってしまうこともあり、コミュニケーション不足により伝わっていない場合や知識不足による意見の食い違いなどによって起こることがあります。
しかしながら発生した問題すべてを業者に伝えていいとは限りません。
基本的に業者の過失による問題はクレームとして伝えるべきですが、過剰な要求のためにクレームを伝えてしまうことだけは避けるべきだと言えます。
では、業者に伝えてもいい問題と避けるべき問題を詳しく見ていきましょう。
*塗装業者に対するクレーム
契約書の内容に誤りがある場合には訂正や再提出を求めることができます。
金額が合っていない、説明と異なる項目が記載されているなど何かしらの不備があった場合には担当者に伝え、正しい書類を提出してもらうようにしましょう。
*職人に対するクレーム
以前の建築現場では大声で話をしていたりタバコを吸いながら作業をしている場面が多く見られましたが、近年は職人のマナー教育が徹底されるようになりこのような光景はほとんど見られなくなりました。
しかし職人のマナー教育が徹底されていない業者ではまだまだこのような職人もいるため、見かけた際には正すように伝えましょう。
*作業内容に対するクレーム
塗装の作業が始まると様々な問題が起きやすくなります。
ペンキが飛び散っていたり道を塞ぐように車を止めているなどはよくある事例でありクレームを入れるべきですが、中には作業時間を守らなかったり雨の中佐合をする業者もいます。
近隣住民の方へご迷惑をおかけする工事でもあるため季節により変動はあるものの朝9時から夕方5時過ぎが作業時間であることが一般的です。
また、雨のような不純物が混じってしまうと施工品質に影響が出るため作業時間や天候は守ってもらうように伝えましょう。
*やり直しに関するクレーム
塗装完了から1年も経たないうちに塗装の不具合が出てしまった場合には施工不良や手抜き工事が考えられますので施工会社に問い合わせて対応してもらうようにします。
しかし塗装が完了した際に想像していた色よりも明るい・濃いなどの理由から外壁塗装をやり直してもらおうと要求することは控えたほうがいいです。
これは施主様が選んだ色であり、その通りに材料が手配されているのであれば了承の上での塗装となります。
どうしてもやり直したいと言う場合にはやり直しの費用が別途発生することを押さえておきましょう。
*費用に関するクレーム
実際に工事が始まって初めて分かる外壁の不具合が見つかることがあり、その場合には追加工事・追加費用が発生する可能性があります。
業者によっては口約束のみで工事を行い高額な追加費用を請求したり内訳が不明瞭な請求書を提示する業者もいます。
まずはこのようなトラブルを避けるために書面での取り決めを行う必要がありますが、これを拒否するような場合にはクレームの対象となります。
一方、工事範囲外のものに対してサービス工事をしてもらえる場合がありますが、過剰にサービス工事を要求することは絶対にやめるべきです。
見積もり通りの工事内容で予算も組まれているため、要求するサービス工事の内容によっては予算が足りず手抜き工事が発生することに繋がりかねません。
また、業者に何らかの過失があったために工事代金の値引きや返金を要求することも避けるべきです。
過失に対し対応をしてもらえなかった場合は正当な理由になりえるかも知れませんが、その後真摯に対応した上で値引きや返金を要求するのは過度な要求だと言えます。
業者との信頼関係にも繋がりますので過剰な要求は避けるようにしましょう。
最後に
クレームを入れるべき内容と避けたほうがいい内容を詳しく説明いたしました。
トラブルは起こりやすいものの、塗装業者もトラブルやクレームはできるだけ避けたいと思っているものですが、お互いのために何か問題が起きた際には早めに業者に伝えることが肝心です。
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