3月も半ばに差し掛かり、塗装業界もだんだん動きが出てきている時期です。
そのため3月は外壁塗装の見積もり依頼も増え、現場調査にお伺いする機会も多くなりました。
色んなお客様を訪問していると年数的に塗り替えを考えられている方やひび割れなどの目に見える劣化が現れたことで塗装工事を考え始めた方など、塗装のきっかけは様々です。
中には築20年や30年が経過しておりこれから初めて塗装工事を行う方もいらっしゃり、数年前から考えてはいたものの忙しくてできていなかったと言う方からのご相談も何件か受けています。
外壁も数十年が経つことで目に見える劣化が出てきており、特に外壁がサイディングの家であればコーキングの傷みも見られるようになります。
このような症状をお客様も気にされており、ホームセンターで材料を買ってご自身で補修を行ったという方もいらっしゃいます。
劣化をそのまま放っておくよりもなんらかの手入れをしていた方が家の傷みも大きくならずに済んでいます。
ただし全面塗装をするとなるとご自身では難しいところもあり業者に依頼しないといけませんが、ちょっとした補修やメンテナンスであればご自身でも可能な範囲があります。
ご自身で出来るメンテナンスひとつでもお住まいの劣化状況は変わりますので今回は外壁のメンテナンスについてお話していこうと思います。
お客様が気にされている劣化は主にコーキングの割れや外壁のひび割れ、日の当たりにくい面のコケやカビなどの汚れの付着が中心となっています。
汚れを気にされている方で家庭用高圧洗浄を使用してメンテナンスを行っている場合もありますが、高圧洗浄での洗浄はおすすめしていません。
高圧洗浄は表面の塗装まで剥がしてしまう程水圧が強力なため、洗浄後は汚れが落ちてきれいに見えていても塗膜が剥がれてしまっています。
すると水を弾けず吸収してしまったり時間が経つとコケよりも広い範囲で汚れが増えてしまい、一時的な洗浄効果しか得られないためおすすめできません。
外壁を洗浄するのであれば柔らかいスポンジで表面を軽くこすって洗い流すと塗膜を傷つけず見た目もきれいにすることができますので、気になる方はこのようにメンテナンスをしてあげるといいでしょう。
外壁のひび割れについては応急処置として割れた個所にコーキング材を注入して割れを防いでいくことで対応が可能です。
今ではホームセンターにもDIYグッズとしてコーキング剤も売られているため、補修を行ってみることもおすすめです。
コーキングでの補修はYouTubeなどでも詳しい手順を見ることが出来るため、ご自身での補修を考えている方は参考にして作業をするといいでしょう。
また、塗装工事後のトラブルで保証で対応できる範囲であれば業者に相談して手直しをしてもらうことをおすすめします。
塗装工事の時期を迎えていたり症状が顕著な場合にはプロでなければできない作業がたくさんあります。
以前からお伝えしているように塗装では古くなった家を元通りに戻すことはできません。
常に早め早めの工事を行うことで見た目を維持し、より長持ちさせることがお住まいにとって大切なことです。
ですのでお住まいの劣化を早めに見つけるためにも気になるところがあればなるべく早めに動き始め、塗装を検討しておくことをおすすめします。
なんらかの理由で塗装工事を見送らなければならない場合には、ご自身で出来るメンテナンスを行ってお住まいを維持していきましょう。
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