「セラミック」と言えば歯の治療などでも耳にすることがあり、それが塗料に使われているとなると丈夫そうな印象を抱くかも知れません。
あるいは訪問販売業者から「セラミック塗料は長持ちする」と言う説明を受けた方もいるのではないでしょうか。
「セラミック塗料とはどんな塗料なのか」「本当に長持ちするのか」などをお伝えしますので、安易にセラミック塗料を選定するのではなく正しい知識を身に着けた上で塗料を選んでみましょう。
セラミック塗料ってどんな塗料?
元々セラミックとは陶磁器を始めとした焼き物のことを指し、パウダー状のセラミックや砕いた天然石などを配合したものがセラミック塗料と呼ばれています。
しかし、セラミック塗料もシリコンやフッ素と同じように塗料のグレードのひとつだと勘違いされやすいのですが、セラミックは樹脂ではないためいずれかのグレードの塗料に配合することでセラミック塗料と呼ばれるようになります。
ではセラミック塗料は長持ちする塗料なのでしょうか。
塗料の耐久性を決めているのはあくまでも樹脂ですので、セラミックが配合されているから長持ちすると言い切ることはできません。
実際に大手塗料メーカーで販売されているセラミック配合のウレタン塗料と通常のウレタン塗料の耐用年数を比較してみるとほとんど変わらないことが分かります。
また、セラミック塗料の定義は非常に曖昧であり、セラミックの配合率に関わらずセラミックが含まれていればセラミック塗料と呼ぶことができてしまいます。
ベースとなる樹脂によって塗料は成り立っているため100%セラミックの塗料はありませんし、セラミックは耐久性を左右するほどの力を持っていないのです。
セラミック塗料の代表「ガイナ」
塗料のことを調べているうちに一度は「ガイナ」と言う塗料を目にした方もいるのではないでしょうか。
断熱効果を持ったガイナは、これを専門に塗装を行う塗装業者があるほど人気の高い塗料になっています。
ガイナにはセラミックビーズが含まれており、これが外壁と外の空気の間にバリアを作ることで熱を制限する仕組みになっています。
耐用年数も15~20年と長く、断熱だけでなく防音や消臭の効果も持っている優れた塗料です。
ただし、塗料の性能ばかりに注目するのではなく、ガイナを選定した場合でもしっかり下地処理のできる業者に依頼することが大切になります。
最後に
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