モルタル外壁のお家にお住まいの方で、表面にザラザラとした細かな凹凸のデザインがあると言う方はいませんか?
これはモルタル外壁の仕上げ材の一つである「リシン」によって表現された外壁です。
モルタル外壁にはその他にも様々な仕上げ材があり、使用している仕上げ材によってメンテナンスの方法が変わってきます。
今回は特に使われているリシン吹き付けのメンテナンスについて解説していきますので是非最後まで目を通していただければと思います。
リシンって何?
リシンは細かく砕いた石や砂でできた骨材に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜ合わせた材料で、モルタルに吹き付けて施工されます。
混ぜ込まれた細かい骨材によりザラザラとした仕上がりになり、独特な落ち着いた外観に仕上げることができます。
そのため特に和風住宅との相性は非常によくなっています。
また、リシンを吹き付けた後にブラシなどでリシン材を掻き落とす施工法があります。
この施工法では吹き付けよりも味わいのある仕上がりとなり、高級感も演出できます。
ただし職人の腕によって仕上がりが左右されることがあるため、リシン搔き落としを検討している方は押さえておくと良いでしょう。
リシンの特徴とメンテナンスのポイント
リシンは比較的安価な仕上げ材であり、リシンガンと呼ばれるコンプレッサーを使って塗装する場合には特別な技術もあまり必要ではないため施工が簡単であると言う特徴があります。
さらに透湿性・通気性に優れているため木材住宅との相性も良いのが特徴です。
しかしモルタルそのものがひび割れを起こしやすく、塗膜が薄く施工されているリシンは安価であることも重なり耐久性が高いとは言えず、ひび割れの症状が現れやすくなっています。
ひび割れに対する定期的な補修や塗装などのメンテナンスが必要となるでしょう。
弾性の塗料であればある程度のひび割れに追随することができるため、ひび割れが気になる場合には弾性塗料を選ぶことも一つの手です。
また、リシン仕上げの外壁は凹凸が多く、ホコリなどの汚れがたまりやすく美観の維持が難しいことも欠点として挙げられます。
汚れだけではなくコケやカビなども繁殖しやすいためご自身での定期的な清掃を行っておくと安心でしょう。
塗装で汚れを抑えるには低汚染塗料がセルフクリーニング機能なども持っているためおすすめです。
最後に
安価でありながら上品な印象に仕上げることができるリシンの外壁ですが、特有の特徴や欠点を持っているため、リシンのことを押さえておくと安心です。
メンテナンスについてもご説明しましたのでぜひ参考にしてください。
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