5月の末には早くも九州北部の方で梅雨入りが発表されました。
これからすっきりしない天気が続きますが、梅雨が明ける7月頃には気温も上がっており猛烈な暑さに襲われるようになります。
すると外壁塗装業界では暑さ対策として遮熱塗料で塗装したいと希望されるお客様が増えてきます。
耐用年数以外に遮熱などの付加価値がある塗料も多く、特に夏場には遮熱塗料の注目度が高まるのです。
ただし遮熱塗料も様々なメーカーが製造しており、材料によってはそこまで遮熱塗料のよさを感じられなかったと言う声も少なくありません。
遮熱塗料をご希望される方は部屋の中の温度や体感温度を下げたいと考えている方がほとんどで、効果の薄い材料だった場合にはあまり変わらなかったとがっかりされる方もいらっしゃいます。
塗料についての情報を得ようと思った時にはカタログやネット検索を利用すると言う方が多いと思いますが、塗料メーカーは塗料を売るため基本的に謳い文句は魅力的な言葉でデメリット部分が説明されていることはほとんどありません。
そのため得た情報とは効果が違う、期待していたほど効果は得られなかったとがっかりしてしまうことがあるのです。
材料に関しては実際に長年使い続けてきた塗装業者の方が詳しい場合もあり、いい点も悪い点も隠さず話してくれることもあります。
情報収集をする際には塗装業者にも材料について尋ねてみるといいでしょう。
また、遮熱塗料以外に断熱塗料と言うものもあります。
室内の温度を下げたいと思った場合には遮熱塗料よりも断熱塗料の方が期待度が高いです。
そもそも遮熱と断熱の塗料は構造が異なり、太陽光により外壁の表面が熱を持つとと塗膜が劣化してしまうため、表面に熱を持たせないことが遮熱塗料一番の目的です。
遮熱効果が発揮されていると外壁の表面温度が上がりにくくなり、内部に伝わる熱が軽減されるとして塗料メーカーや塗装業者は推奨しています。
一方断熱塗料は完全に熱を遮断することを目的としており、熱を通さないことに関しては特化していると言えます。
室内の温度に影響する塗料も大きく2パターンに分けられるため、これを参考にどんな材料を選ぶのか考えておくことをおススメします。
しかし、遮熱塗料や断熱塗料と言っても明らかに変化があったと感じられるケースもあまりないでしょう。
断熱塗料を塗ったから暑さを気にしなくてよくなると思うのではなく、気持ち程度に違いが感じられるだろう、くらいの感覚で押さえておきます。
これから梅雨が明けると夏の暑さ対策も必要になりますが、外壁塗装でできる暑さ対策も限られています。
ただし遮熱塗料や断熱塗料を使ってみることで損になることはありませんので、暑さを気にされる方には遮熱塗料や断熱塗料をオススメしています。
お客様の今後のご計画によって何年持たせたいのか、遮熱や断熱が必要なのかと言うことは考えておくといいでしょう。
そのご計画を業者にもしっかりと伝え、要望も一緒に伝えておくと業者も材料の選び方や進め方も変わってくるためよりいい提案をしてくれるでしょう。
さて、今年は例年より梅雨入りが早かったため今週は天気もなかなか安定せず、工事も思うように進んでいない現状です。
工事が始まる前には色の打ち合わせや最終的な打ち合わせなどをしていきますが、この時に塗る箇所と塗らない箇所についても打ち合わせを行って工事がスタートします。
この打ち合わせでお客様からの質問で多いのが、エアコンの室外機やカバーは塗装するのかと言う内容で、塗る場合は一度カバーを外して裏まで塗装していきます。
カバーを外して裏面を塗装することは可能ですが、カバーはネジで止められており一度外してしまうとネジの穴が目立ってしまいます。
穴が目立たないように同じ場所にネジを付ければいいようにも思えますが、開いてしまった穴にネジを止めても緩くなっており外れやすくなってしまうため、取り外した位置とは異なる場所でネジを止める必要があります。
そのため外壁自体に穴が開いてしまうことになり、取り外すことはおすすめしていません。
穴が開いている箇所に関してはコーキングなどで穴を補修して塗装をしていきますが、外壁と補修跡の素材が異なる仕上がりになってしまいます。
出来る限り外壁に穴をあけないためにもホースカバーの撤去は行わずに刷毛が入る範囲でライン出しをしていきます。
また、お客様によってはエアコンを取り換える予定がある方もいるでしょう。
ホースカバーの下などは塗装されていない部分となり、取替工事を行うことで見た目に違和感が出てしまう恐れもあります。
のちにエアコンを買い替える予定がある場合にはあらかじめ業者に相談して工事を進めていくことをおすすめします。
そしてホースカバー以外にも自分で照明を取り付けたり目隠しのフェンスを設置したと言う方で外壁に穴を開けてしまったと言う方もいます。
外壁の小さなひび割れ程度であれば塗料でカバーできますが、穴はコーキングなどを使って補修を行う必要があります。
補修を行った跡は遠目から見ると分かりにくくなりますが、近くで見ると補修跡が見えてしまう点は押さえておきましょう。
塗装が行える範囲行えない範囲はありますが、なるべくご要望にお答えできるように努力していきますのでご要望をしっかりと伝えていただけると工事を進めやすくなります。
ほかに工事行う機会はほとんどないため一度の工事でしっかりと工事をしていきましょう。
外壁の補修と言えば最も思い当たるのはひび割れでしょう。
特にモルタル外壁のお住まいかつ窓サッシの隅に発生しやすく、サイディング外壁であってもボードを固定しているビス周辺でひび割れが発生することがあります。
ひび割れも細かなものであって症状の発見が比較的早ければ大掛かりな補修作業は必要としません。
ひび割れが発生しているお住まいを確認するとほとんどの場合で非常に細かなヘアークラックが見られるのみで、ヘアークラックはコーキングを擦り込むことで対応が可能です。
補修後も上から塗装をするため跡はほとんど目立ちません。
一方ひび割れの隙間が大きい場合には一度ひび割れの周辺をカットしてコーキングを充てんする工法が取られます。
こちらの場合は外壁をカットしているため補修後に塗装をしても目立ってしまう可能性があります。
ひび割れなど下地処理の様子はこちらの事例からご確認いただけます。
ひび割れもある日突然大きなものが発生するのではなく、始めは小さなひび割れだったものが時間をかけて徐々に大きくなっていきます。
外壁塗装はできるだけ早めのメンテナンスが重要であり、症状が進行して大掛かりな工事が必要となる前に塗装しておくことがベストとなります。
塗装の目安としては10年に一度と言われていますが、前回の塗装に使用した材料やお住まいに実際に出ている症状に合わせて目安は異なります。
年数で考えるのではなく、今のお住まいの状態を確認して色あせが起きていたりチョーキングの発生、汚れの付着などが起きていれば塗膜の防水効果が失われつつある状態ですので、このような症状が見られた時には少しずつ外壁塗装を検討してみるとよいでしょう。
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