「このコンセント、塗装のときってどうなるんですか?」
先日、太宰府市坂本にお住まいのM様から外壁塗装のご相談をいただき、お宅へ現地調査に伺った際、こんなご質問をいただきました。築15年の戸建て住宅で、今回が初めての塗り替え。M様邸では、外壁に防水カバー付きのコンセントが2ヶ所設置されていて、お庭での電動工具の使用やイルミネーションの電源として活用されているとのことでした。
普段よく使っている場所だからこそ、塗装中にどう扱われるのか、ご心配されていたようです。
外壁塗装とコンセント、実はとても密接な関係があります
外壁に取り付けられたコンセントは、雨風や紫外線にさらされ続ける場所。実は塗装作業でも、特に気をつけなければならないパーツの一つです。
「塗装中は、塗料がコンセント内部に入り込まないように、しっかりと養生(ようじょう)を行います。専用のビニールとテープで密閉して保護するので、ショートや漏電の心配もありませんよ」
「なるほど、そういう処理もちゃんとあるんですね。電気が使えなくなるのかと思ってました」
「必要があれば一時的に養生を外して使えるように対応もできますし、ご希望をお聞きしながら調整していきます」
このように、事前に使い方や使用頻度をヒアリングしておくことで、お客様の生活への影響を最小限に抑えた工事が可能になります。
現地での確認がカギ!劣化や破損にも注意
実際にM様邸の外壁を拝見したところ、コンセントカバーのうち一つにヒビが見られました。こういった症状は、塗装とは直接関係ないようでいて、実は放置すると不具合につながることもあります。
「このカバー、少しヒビが入ってますね。こういう部分は雨が入り込むと、漏電のリスクがあるので、塗装前の点検で気づけて良かったです」
「あ〜、言われてみればそうですね。見た目では気づかなかったです」
「塗装中に養生をしても、元のパーツが傷んでいると保護しきれないこともあります。場合によっては電気屋さんと連携して、塗装前に交換するのがベストですね」
こういった細かい確認も、職人としての大事な仕事の一つ。外壁のコンセント周りも、見落とさず丁寧にチェックしていきます。
塗装後の見た目にも差が出る!
コンセントの養生をきちんと行うことで、塗装後の仕上がりにも大きな差が出ます。境目がガタガタだったり、塗料がはみ出したりすると、せっかくの新しい外壁も見栄えが悪くなってしまいます。
「私たちは塗装が終わったあとも、コンセント周りのテープを丁寧に剥がして、最終的な見た目もチェックします。細かいところまできちんと仕上げるのが大事ですからね」
「それなら安心です!塗るだけじゃなくて、そういう細かいところまで見てくれるんですね」
外壁塗装は“コンセントも含めて”仕上げる時代です
M様邸でのご相談を通して、改めて「外壁コンセントは塗装と無関係じゃない」と実感しました。むしろ、家全体のメンテナンスとして一緒に考えておくことで、トラブルを未然に防げるだけでなく、より安心・快適に暮らせるようになります。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひコンセント周りも含めた“気づきのある点検”をおすすめします。私たち職人が現場で一つひとつ丁寧に確認し、分かりやすくご説明させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください!