一般的な30~35坪程度の一戸建ての外壁塗装を行う場合、費用は平均で100万円以上かかります。しかし、見積もりを見て「思ったより高い」と驚かれる方も少なくありません。
一方で、「このくらいかかるのは知っているけど、できるだけ安く済ませたい」と考える方も多く、相場より安い業者を選びたがる傾向があります。
しかし、安さだけを重視して業者を選ぶと、手抜き工事をされるリスクが非常に高くなります。その理由を詳しく見ていきましょう。
安い外壁塗装の裏側に隠された罠
外壁塗装で相見積もりを取るのは、複数の業者を比較して最適な選択をするための一般的な方法です。しかし、多くの人は金額のみを重視して業者を選んでしまう傾向にあります。
業者の安さ競争が招く手抜き工事
業者も契約を獲得するため、無理にでも安い見積もりを提示します。しかし、極端に安い価格では適正な工事ができるはずがありません。
以下のような手抜き工事が発生するリスクが高まります:
-
塗料を安物に変更
契約した塗料ではなく、安価な塗料を使用する。 -
塗料を必要以上に薄める
塗料を薄めて使用し、材料を節約。 -
塗り回数を減らす
本来3回塗りが必要なところを2回塗りで済ませる。
「下請け構造」が手抜き工事を助長する
外壁塗装では、下請け業者に工事を依頼することが一般的です。この場合、元請け業者は契約金額の一部を中間マージンとして差し引き、下請け業者に残りの金額で工事をさせます。
例えば、適正価格での工事に必要な金額から数十万円が引かれてしまうと、下請け業者は適切な工事を行うための費用を確保できません。結果として、以下のような事態が発生します:
- 材料や工程を削減し、利益を確保するために手抜き工事を行う。
手抜き工事がもたらすリスク
適切な工事が行われない場合、以下のような不具合がわずか数年で発生します。
1. 塗膜の剥がれや膨れ
本来であれば10年程度持つはずの塗装が、たった数年で剥がれたり膨れたりします。
2. 再塗装の必要性が増す
塗装の寿命が短くなるため、数年後に再塗装を行わざるを得なくなります。結果として、塗装回数が増え、長期的には余計な費用がかかることになります。
まとめ:価格だけでなく総合的に業者を選ぶことが重要
外壁塗装は頻繁に行うものではありませんが、一度施工すれば二度とメンテナンスが不要というものでもありません。10年後には再び塗装を行う必要があるため、費用だけでなく以下のポイントにも注意して業者を選ぶことが重要です。
-
見積もり内容を詳細に確認する
使用する塗料や工事の範囲、塗り回数が明確に記載されているかを確認。 -
業者の実績や口コミをチェック
過去の施工実績や評判を調べ、信頼できる業者か判断する。 -
適正価格を理解する
安すぎる見積もりにはリスクが伴うため、適正価格での工事を心掛ける。
外壁塗装を成功させるためには、業者選びに慎重になることが大切です。
信頼できる業者と適正な価格で契約し、長持ちする塗装工事を実現しましょう。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・小郡市にお住まいの方で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討の方は、信頼と実績のある弊社ハウジングコートに一度ご相談下さい。
お電話・メールどちらでも構いません、懇切丁寧に対応させて頂きます!(見積もり無料)