一括見積もりサイトの裏側を知っていますか？外壁塗装で失敗しないために

外壁塗装を検討する際、相見積もりを取るのは今や常識です。しかし、3社前後の業者を探すのは手間がかかるもの。そんな中、簡単に相見積もりができる一括見積もりサイトが人気を集めています。

必要な情報を入力するだけで複数の業者から見積もりが届き、比較的安価で施工できるのも魅力の一つです。しかし、一見便利そうに見える一括見積もりサイトには、実際に利用してみないと分からない裏事情が隠されています。

一括見積もりサイトの利用はシンプルです。必要な情報を入力すると、条件に合う業者から連絡が来る仕組みです。この流れ自体は、直接業者に依頼する手順と大きく変わりません。

さらに、どの一括見積もりサイトでも「厳しい審査を通過した優良業者のみ」と謳っています。しかし、この魅力的な表現の裏にはあるカラクリが潜んでいるのです。

「厳しい審査」とは言え、実際には手数料を支払えばどの業者でも加盟できるケースが多いです。これが一括見積もりサイトの実態であり、質の高い業者を保証するサービスではなく、お客様と業者を繋ぐ“窓口”に過ぎません。

一括見積もりサイトが無料で利用できる理由は、運営費を業者が負担しているからです。

例えば、100万円の工事では10万～20万円が手数料として一括見積もりサイトに支払われる計算になります。

一見、業者が負担する手数料ですが、以下のような問題点が隠れています。

工事費用への上乗せ
業者は利益を確保し、適正な工事を行うために、これらの手数料を工事費用に上乗せせざるを得ません。その結果、実際にはお客様が手数料を負担する形となります。
手抜き工事のリスク
手数料を差し引いても安価な見積もりを提示する場合、業者はコストを削減するため、工事内容や材料の質を落とす可能性があります。これが手抜き工事につながり、結果的に工事の質が低下します。