「北側の壁だけ、毎年コケだらけになるんです。掃除しても、しばらくするとまた緑っぽくなってて…」
こう話してくださったのは、福岡県筑紫野市紫にお住まいのN様。築20年のお住まいで、今回は外壁塗装のご相談でお越しいただきました。周囲に田んぼや小川が多く、日当たりも北側はあまりよくないそうです。
「川や木々が近くて、湿気がこもりやすい環境なんですね。実はそういう場所、コケやカビがとても発生しやすいんです」
「やっぱりそうなんですね。前に高圧洗浄だけしてもらったんですけど、半年も経たないうちにもう元通りで…」
湿気が多い場所に建つお住まいでは、コケやカビの再発に悩まれる方が本当に多いんです。特に外壁の凹凸や目地に根を張ってしまうと、表面を洗うだけじゃなかなか落ちないんですよね。
高圧洗浄だけじゃ足りない?バイオ洗浄という選択肢
「N様のお宅のような環境には、バイオ洗浄という方法が向いていますよ」
「バイオ洗浄って…普通の洗浄と何が違うんですか?」
「高圧洗浄は水の圧力で汚れを落とすやり方ですが、バイオ洗浄はコケやカビ専用の洗剤を使って、根まで分解して落とすんです」
高圧洗浄も汚れには効きますが、コケの根っこは残ってしまいやすいんです。その点、バイオ洗浄なら、薬剤がしっかり根まで浸透してくれるので、再発しにくくなります。
「なるほど…。じゃあ、同じ洗浄でも効果が全然違うってことなんですね」
ただし、バイオ洗浄が万能というわけではありません
「ひとつだけ注意点があって、洗剤を使う関係で、お庭で野菜やお花を育てている場合は少し工夫が必要なんです」
「あ、それウチまさにやってます。北側に小さい畑があって、夏はきゅうり育ててるんですよ」
「でしたら、施工中はしっかり養生して、薬剤が飛ばないようにカバーします。大切にされてる植物に影響が出ないように気をつけますね」
外壁をきれいにしたい。でも、日々のお庭の暮らしも守りたい。そんなご希望にもきちんと寄り添っていきたいと、私たちは考えています。
外壁に凹凸がある方にもおすすめです
塗り壁やリシン仕上げ、モルタル外壁など、表面に細かな凹みや模様がある外壁は、実は汚れがたまりやすいんです。
「もし外壁に細かい凹凸が多いタイプだと、高圧洗浄じゃ入り込んだ汚れを全部は取れないこともあるんですよ」
「うちの壁、ちょっとざらざらしてるんですけど、それも関係あるんですか?」
「はい、まさにそういうタイプの外壁にこそバイオ洗浄が効果的です。薬剤が細かいところまで入り込んで、浮かせて落とすことができますよ」
外壁の種類によっても洗浄方法の向き不向きがあるので、事前の現地調査でしっかり見極めることが大事なんです。
なぜコケやカビを放置すると危険なのか
一見、ただの緑の汚れ。でも放っておくと、外壁材の中に水分をため込みやすくなり、下地の腐食や塗膜のはがれを招くことがあります。美観を損ねるだけでなく、建物自体の寿命に関わってくることも。
「コケって、根っこが外壁の中に伸びていくんですよ。しかも水分を抱え込むから、そこから外壁がふやけたり、ヒビが入ることもあるんです」
「見た目だけじゃないんですね…。うーん、ますますバイオ洗浄の方が良さそうですね」
「はい。下地の処理をきちんとしておくことで、その後の塗装も長持ちしやすくなりますよ」
予算が気になる方へ
「ただ…バイオ洗浄はやはり薬剤の分、費用は少し高くなります」
「やっぱりそこですよね…。全部にやるとなると厳しいかも」
「その場合は、コケやカビが多い面だけに部分的にバイオ洗浄を使うという方法もありますよ」
状況に合わせて、必要な場所にだけ使うことで、コストを抑えながら効果をしっかり出す工夫もできるんです。
塗装は洗浄から。だからこそ、丁寧に
外壁塗装は「塗る」ことが目的と思われがちですが、実はその前の下地処理がとても重要です。汚れや菌が残ったまま塗ってしまえば、塗膜が密着せず、すぐに剥がれてしまうことも。
「私たちは“塗る前”こそ大切にしています。だからこそ、洗浄方法も状態に合わせてご提案しています」
「そこまで考えてくれてるなら安心ですね。うちも、もう一度じっくりお願いしようかな」
ご相談だけでも歓迎しています
外壁のコケやカビにお困りの方、洗浄の仕方を変えるだけで、お住まいの状態がぐっと良くなるかもしれません。
福岡県筑紫野市をはじめ、太宰府市・大野城市・小郡市・福岡市東区エリアで、外壁塗装や屋根塗装をご検討中の方は、ぜひ一度ハウジングコートまでご相談ください。
現地調査・ご提案・お見積もりは無料です。お電話やメールでのお問い合わせ、いつでもお待ちしております。あなたのお住まいにぴったりの方法をご提案します。