先日、太宰府市五条のE様邸へ外壁塗装のご相談でお伺いしました！
E様のお家は築20年ほどの木造2階建て。「最近、外壁に細かいひびがあちこち出てきてて、これって塗り替えたほうがいいんでしょうか？」と、不安そうな表情で私たちを出迎えてくださいました。
さっそくお家の外壁を拝見させていただくと、白いモルタル外壁のあちこちに細かなクラック（ひび割れ）が見受けられました。
現場チェックで見えた“ヘアクラック”と“構造クラック”
まず目についたのは、幅0.2〜0.3mmほどの細いひび割れ。これは「ヘアクラック」と呼ばれるもので、主に塗膜の劣化や建物の揺れ、寒暖差による膨張収縮などが原因です。
「このくらいの細いクラックなら、今すぐ雨漏りするという心配は少ないですが、放置しておくと徐々に水が染み込んで、外壁材自体に悪影響を与えてしまいますね」
「たしかに、見た目もあんまり良くないし…。これ、どんどん広がったりするもんなんですか？」
「はい、特に梅雨時期や冬場を越えるとクラックが進行するケースが多いです。それに、ひびの中に水が入って乾燥と膨張を繰り返すと、外壁がポロポロ剥がれたりしますからね」
さらに、1箇所だけ0.5mm近くの深めのクラックも発見。こちらは「構造クラック」の可能性があり、建物の動きによって外壁自体に力がかかって生じたものです。
「ここは少し注意が必要です。構造クラックの疑いがあるので、しっかり補修しておかないと、水が侵入して柱や断熱材にまで影響が出ることもあります」
「えっ、そんなところまで…。そこまでとは思ってなかったですね。やっぱりプロに見てもらってよかったです」
クラック補修は“下地処理”が命！
クラックの補修で一番大事なのが、下地処理です。
「ひびの上からそのまま塗るだけでは、また同じところから割れてしまうんです。まずは、ひび割れ部分に専用の補修材を注入して、しっかりと下地を整えます。そのあと、弾性塗料といって、伸縮性のある塗料で仕上げることで、再発を防げるんですよ」
「へぇ、弾性塗料って初めて聞きました。普通の塗料と何が違うんですか？」
「一言で言うと“柔らかさ”が違います。ゴムみたいに少し伸びる性質があるので、建物が揺れても塗膜が追従して、ひび割れをカバーしてくれるんです。E様のお家のようにクラックが出てきている場合には、弾性塗料がおすすめですね」
気になる費用や工期についても正直にご説明
「こういう補修って、費用も結構かかるんですか？」
「補修の範囲や塗料のグレードによって変わりますが、クラック補修だけなら大掛かりな工事にはならないことが多いです。逆に、放っておいて外壁が劣化してしまうと、もっと大掛かりな補修が必要になるので、早めに対処するほうが結果的にはお得です」
「なるほど、そう言われると今がちょうどタイミングかもしれませんね。やるならしっかりお願いしたいです！」
外壁のクラックは“家からのサイン”
外壁のひび割れは、家が私たちに「そろそろメンテナンスが必要ですよ」と教えてくれているサインなんです。
今回のE様邸でも、細かなひび割れが見られたことで、「これを機に全体の状態も見直しておきたい」とのお言葉をいただきました。
「今回の点検結果をもとに、クラック補修と塗装を含めたお見積もりを作成しますので、ご家族でゆっくりご検討くださいね」
「はい、助かりました！知らないままだと、何年も気づかずに過ごしてたかもしれません」
外壁にひび割れを見つけたら、まずはお気軽にご相談を！
外壁にひび割れを見つけたら、それはメンテナンスのタイミングかもしれません。
「これって大丈夫？」「まだ塗り替えは早いかな？」と少しでも気になったら、ぜひ一度ご相談ください。プロの目でしっかり確認し、お家の状態に合った最適な補修方法をご提案させていただきます！
太宰府市をはじめ、筑紫野市・小郡市・大野城市・福岡市周辺でも対応しておりますので、お気軽にお声かけくださいね！
