「黒い外壁って、やっぱり夏は暑くなりますか?」
先日、大野城市大城にお住まいのT様から、そんなご相談をいただきました。
T様邸は築12年のスタイリッシュな2階建て住宅。おしゃれなご夫婦で、「次の塗り替えでは思い切って黒にしたいんです。でも…2階がすでにけっこう暑くて」と、ちょっと心配そうなご様子でした。
外壁の状態は?
さっそく現場調査へ。外壁はサイディングボードで、塗膜の劣化によるチョーキングが見られました。表面は全体的に色あせもあり、そろそろ塗り替えの良いタイミング。
「やっぱり黒にすると、熱がこもるんでしょうか…」
「正直に言うと、黒は熱を吸収しやすい色なので、表面温度はかなり上がります。白と比べると、10℃以上差が出ることもあるんですよ」
「10℃も!? それはちょっと怖いですね… でも、黒ってすごく締まって見えてカッコいいじゃないですか」
「おっしゃる通り!実際、黒系はここ数年とても人気で、モダンな印象にもなります。ただ、夏の快適さも考えると“遮熱塗料”を使うのがオススメですね」
黒でも「遮熱塗料」で暑さ対策できる!
「黒の遮熱塗料なんてあるんですか?」
「あります!最近は塗料メーカーも改良を進めていて、黒に近い色でも遮熱機能を持った塗料が増えてきました。たとえば日本ペイントの“サーモアイ”や、エスケー化研の“クールテクト”。これなら、見た目のカッコよさを保ちつつ、ある程度の温度上昇を抑えることができます」
「へぇ〜!それなら黒もありですね。でも、完全に涼しくなるわけじゃないんですよね?」
「その通りです。完全に白のような遮熱性能は期待できませんが、“普通の黒”よりは全然マシです。あと、真っ黒じゃなくて“チャコールグレー”や“濃いめのグレー”も人気です。見た目はシックで、多少遮熱効果もマイルドになりますよ」
塗装の計画は「見た目」と「住み心地」のバランスが大事!
「なるほど…選ぶ色だけじゃなく、塗料の性能でも暑さ対策ができるんですね」
「そうなんです。色だけに目が行きがちですが、住んでからの快適さを考えるのも、塗装の大事なポイントです。2階が蒸し風呂状態だと、毎年の夏がしんどくなりますからね」
「たしかに…ここでちゃんと考えておかないと、後悔しそうですね」
T様ご夫妻の決断と今後の流れ
今回は、黒系でも遮熱機能のある塗料でいくつかカラーパターンをご提案し、カラーシミュレーションも一緒に確認することになりました。
「プロの目線でこうやって話してもらえると、色の選び方もずいぶん変わりますね!」
私たち職人としても、見た目のカッコよさと、暮らしやすさの両方を大切にしたいと思っています。
「黒い外壁って、やっぱり暑いのかな?」と迷っている方は、意外と多いんです。
でも、塗料の進化や、少しの工夫でその悩みはずいぶん解消できますよ!
大野城市をはじめ、周辺地域で外壁塗装をお考えの方、ぜひ一度ご相談ください。現場をしっかり見た上で、見た目も快適さも叶えるベストなご提案をさせていただきます!