杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ

先日、筑紫野市紫で杉板外壁の塗装についてご相談を受けました。玄関前でお出迎えいただいたお客様は、外壁の一部を手で触りながらこう話されました。

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「杉板の外壁がだいぶ色あせてきて、表面もザラザラしてきたんです。木の外壁ってどのくらいで塗り直しが必要なんでしょうか?」

営業「実際に触ってみるとわかりますよ。塗膜が弱ってくると、木が水を吸いやすくなって表面が毛羽立ってきます。」

杉板の壁に手を当てると、少しささくれが立っていて、塗料も薄くなっている状態でした。私は指で撫でながら説明しました。

営業「この状態ですと、雨が降った後に木が水を吸って膨らみやすくなります。塗り直しのタイミングとしてはちょうどいい時期ですね。」

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「やっぱりそうですか…。塗装しないまま放置したらどうなりますか?」

営業「水が染み込んだまま乾燥を繰り返すと、反りや割れが出てしまいます。カビや腐食の原因にもなりますから、早めの塗装が木の寿命を延ばす一番の方法です。」

外壁を一緒に点検しながら状態を確認

お客様と一緒に建物の周りを回りながら、杉板の状態を一枚ずつ確認しました。南側の壁は日差しで色が抜けて白っぽくなり、北側は湿気のせいで黒ずみが出ていました。

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「南と北でこんなに違うんですね。北側は苔も生えてるし、見た目も気になります。」

営業「木は呼吸しているので、日当たりや風通しで劣化スピードが変わります。北側は防カビ効果の高い塗料を使って仕上げるのがいいですね。」

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「そんな塗料があるんですね。自然な木の雰囲気は残せますか?」

営業「もちろんです。浸透タイプの木材保護塗料なら、木目を生かしながら防水性と防腐性能をアップできます。色も数種類から選べますよ。」

私は実際の塗料サンプルを見せながら、仕上がりイメージを説明しました。

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「なるほど、こういう仕上がりなら木の感じがちゃんと残りますね。安心しました。」

工事期間とメンテナンス方法の説明

点検を終えると、お客様から工期やメンテナンスの頻度について質問がありました。

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「工事はどれくらいかかりますか?それと、何年ごとに塗り替えが必要ですか?」

営業「今回の建物だと、洗浄から塗装まで1週間ほどで終わります。木材保護塗料は5~7年で塗り直すのが理想ですが、日当たりや風通しで前後します。定期的に表面の撥水具合を確認するだけでも早めに対応できますよ。」

杉板外壁のメンテナンスは必要?塗装で守る木材の寿命と美しさ「やっぱり定期的に見てもらうのが安心ですね。塗り替えだけじゃなく、チェックだけでもお願いできますか?」

営業「もちろんです。年数が経つと、塗料だけじゃなく釘の浮きや木の反りも出やすいですから、定期点検は大切です。」

お客様は最後に「詳しく教えてもらえて助かりました。きちんと手入れして長く持たせたいです」とおっしゃってくださいました。

職人が解説!杉板外壁を長持ちさせる塗装のポイント

杉板外壁は自然な風合いが魅力ですが、紫外線や雨風の影響を直接受けるため、無塗装や古い塗膜のままでは木材が急速に傷みます。特に表面の毛羽立ちや黒ずみ、苔の発生は塗膜の防水性能が落ちているサインです。

現場経験から言えるのは、浸透タイプの木材保護塗料での定期メンテナンスが最も効果的ということです。塗料が木の内部まで染み込むことで、雨水や紫外線のダメージから守りつつ、自然な木目を残せます。また、塗装前の洗浄と下地処理を丁寧に行うことで、塗膜の密着性が上がり、塗料の効果が長持ちします。

杉板外壁を10年、20年と美しく保つためには、早めの塗装と定期的な点検が欠かせません。筑紫野市や周辺地域で木の外壁の劣化が気になる方は、経験豊富な職人に状態を見てもらい、建物に合った塗装プランを立てるのが安心です。

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