スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法

スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法

スレート外壁の状態確認に伺った日のこと

先日、小郡市三国が丘のお宅にスレート外壁のご相談でお伺いしました。玄関先で迎えてくださった奥様が開口一番こうお話されました。
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「この外壁、最近色がくすんできて、ところどころ黒っぽい線みたいなのも見えるんです。これってもう塗り替え時期ですか?」
営業「実際に触ってみましょう。スレートは表面の塗膜が劣化すると、水を吸いやすくなってしまいます。」

外壁に手を当て指先で軽くこすってみると、白い粉がはっきりとつきました。
営業「これは“チョーキング”ですね。塗膜が紫外線で分解され、防水機能が落ちているサインです。」
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「やっぱりそうなんですね…。雨が降るとシミみたいな模様が出るのも、そのせいですか?」
営業「そうです。塗膜が弱って水を吸うと、乾くときにムラが出やすくなります。」

家の周りを一緒にチェック

ご主人も加わり、三人で家の周囲を回って確認しました。北側のスレートは特に黒ずみが目立ち、細かいひびがところどころ入っています。
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「北側はほとんど日が当たらないんですよ。苔まで生えてますね。」
営業「苔やカビは水分が溜まっている証拠です。スレートの場合、放っておくと水が中まで染み込み、冬場は凍結で割れることもあります。」
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「それは困りますね…。塗り替えで防げますか?」
営業「しっかり高圧洗浄で苔や汚れを落とし、下塗りで防水層を作ればかなり持ちますよ。」

南側は北側と違い、退色と細かな表面剥がれが見られました。私はその場でスマホで撮った写真をお見せしました。
営業「こちらは紫外線で色が抜けています。南側と北側で劣化の出方が違うのも、スレートではよくあることです。」
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「確かに並べて見ると全然違いますね。」

工事の流れや日数について

スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「工事って何日くらいかかりますか?お隣との距離が近いので、塗料の飛び散りも気になります。」
営業「スレート外壁の塗装なら、足場組みから完了までだいたい10日から2週間ほどです。養生シートで覆うので飛散は心配いりませんし、事前に近隣の方にもご挨拶します。」
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「音はどのくらい出ますか?」
営業「足場組みと高圧洗浄の時が一番音が出ますが、それ以外は比較的静かですよ。」
スレート外壁は何年で塗装すべき?劣化サインと長持ちさせるメンテナンス方法「それなら安心ですね。」

ひと通りの確認が終わり「調査結果をまとめて後日ご連絡します」とお伝えしてその日は終了となりました。お二人とも「わかりやすく説明してもらえてよかった」と笑顔で見送ってくださいました。

職人が解説!スレート外壁塗装のポイント

スレート外壁は一見まだ大丈夫そうに見えても、表面の塗膜が弱ってくるとあっという間に水を吸い込みます。そうなると苔やカビが生えやすくなって、ひび割れや冬場の凍害まで起きることがあります。特に北側や日陰は要注意ですね。
私の経験上、チョーキング(手に白い粉がつく)や色あせ、苔の繁殖が見えたら、そろそろ塗り替え時期と考えて間違いないありません。早めにやっておくと、外壁材そのものを守れるので、余計な補修費用がかからずに済みます。
それから、長持ちさせるためには下地処理が命です。高圧洗浄でしっかり汚れや苔を落とし、下塗りで吸い込みを止めてから塗装する。これを丁寧にやるだけで持ちが全然違います。
スレートは南側と北側で劣化の出方がかなり違うので、塗料選びもそれに合わせるとさらに長持ちします。

スレート外壁は見た目以上に劣化が進んでいることが多く、早めの点検が家を長持ちさせる秘訣です。
小郡市、太宰府市、筑紫野市、大野城市、福岡市東区、福岡市早良区などの地域で、外壁の色あせや苔が気になってきた方は、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富な職人が、丁寧に現状を確認し、最適なメンテナンス方法をご提案します。

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