先日、福岡市東区松崎にお住まいのK様から、「ちょっと相談したいことがあって…」とお電話をいただきました。
K様とは、数年前に外壁塗装を施工させていただいたご縁があり、久しぶりにお声がけいただいてうれしい気持ちでいっぱいでした。
「K様、お久しぶりです!外壁の具合はいかがですか?」
「塗装はバッチリで、今もきれいですよ。色もすごく気に入ってますし、見るたびに頼んでよかったなって思ってます。」
「それは嬉しいですね。あの色、K様とじっくり選んだ甲斐がありました!」
「ただ最近、洗濯物が増えてベランダじゃ足りなくなってきて…。外壁に物干し金具を取り付けられないかなと思って、ご相談したんです。」
「なるほど、それでしたらまずは設置できそうな場所を一緒に見ていきましょう。外壁の状態も含めて確認しますね。」
こうして日程を調整し、お宅へお伺いすることになりました。
外壁の状態と取り付け位置のご相談
当日は天気も良く、K様宅の外壁は施工当時の艶感をしっかりと保っていました。お庭に出て、物干しを検討されている南側の壁を一緒に確認していきました。
「ここに付けられたら干す量がだいぶ増えるんですけど、やっぱり穴を開けるってなると心配で…」
「そうですよね。でも、下地さえしっかりしていれば設置は可能ですし、防水処理もきちんと行えば雨漏りの心配もありません。まずは下地があるか確認してみましょう。」
私は下地探知機を取り出して、外壁の内側を丁寧にチェック。塗装面を傷つけないよう慎重に当てていくと、候補の位置付近に縦方向の木材が通っている反応がありました。
「このあたりなら取り付けできそうです。実際に施工する際は、さらに正確な位置を出して、安全に取り付けできるようにしますね。」
「よかった…ここに付けられたら本当に助かります。」
お庭の動線、隣家との距離、物干し竿の高さなども話しながら、取り付け位置のイメージを共有していきました。やはり現地で一緒に見ながら話すと、お互いに納得感も深まります。
防水処理と外観についてのアドバイス
「この外壁の色合い、すごく気に入ってるんですよ。だから金具が目立つとちょっと気になるかもって…」
「それなら、外壁に近い色味の金具を選ぶと自然に馴染みますよ。最近はカラーバリエーションも増えていて、選びやすくなりました。」
私はタブレットでいくつかの製品写真をお見せしながら説明を続けました。
「このタイプはステンレス製で可動式。使わないときは折りたためるので、景観を損なわず便利です。しかも耐久性も高いですよ。」
「へぇ〜、今はこんなにスッキリしたデザインがあるんですね。」
「取り付けるときには、ビス穴から雨が入らないようにシーリングをしっかり行います。金具の裏にもパッキンを入れるので、外壁を傷めにくくなっています。」
「なるほど、それなら安心ですね。実は穴を開けるのが一番不安だったんです。」
「お気持ちわかります。だからこそ、穴の開け方も場所も、塗膜に影響を与えないように最大限配慮します。塗装の知識がある職人でないと、後々トラブルになることもあるんですよ。」
塗装のことをご理解いただいているK様だけに、話もスムーズに進み、「家族と相談して、正式にお願いするときはまた連絡します」と笑顔でおっしゃってくださいました。
外壁に洗濯物干しを設置する際の注意点
外壁に洗濯物干しを取り付ける際は、「下地の有無」「防水処理」「外観への配慮」の3点が特に重要です。
構造材にしっかり固定することで安全性を確保し、防水処理を施すことで雨水の侵入を防ぎ、外壁や建物内部を守ることができます。また、塗装済みの外壁であれば塗膜を傷めない施工にも配慮が必要です。
外観との調和も忘れてはいけません。外壁色に合った金具や可動式タイプを選ぶことで、見た目を損なわず実用性も高まります。
太宰府市、筑紫野市、小郡市、大野城市、福岡市東区、早良区で外壁への物干し設置をお考えの方は、まずは信頼できる職人に現地確認をご相談ください。状況に合った最適な方法をご提案いたします。