石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法

先日、小郡市三沢にお住まいのM様から「外壁の石張りがところどころ黒ずんできて心配」とのご相談をいただきました。玄関前に立つと、確かに壁の一部は湿気による黒ずみや苔が目立っていました。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「石張りの壁って頑丈だから何もしなくていいと思ってたんですが、こんなに汚れるんですね。」

営業「石自体は硬くて強いんですが、表面には汚れや苔が付きやすいんです。さらに目地のモルタルが水を吸って劣化すると、石が浮いたり剥がれたりすることもあるんですよ。」

——石張りは「手がかからない」と思われがちですが、実際はこうして汚れや苔で悩まれる方が本当に多いんです。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「えっ、石が剥がれたりするんですか?」

営業「はい。普段は気づきにくいですが、目地が傷んでくると支えが弱まって石が動き出します。そうなる前に保護や補修をしておくのが大事なんです。」

北側と南側で違う石張り外壁の状態

南側の壁は日差しの影響で色合いがまだらになり、北側の壁は湿気で黒ずみが強く出ていました。近づいてみると、目地モルタルに細かいひび割れも見られました。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「北側は苔がすごいですね…。南側は日焼けみたいになってるし。」

営業「北側は湿気で苔やカビが繁殖しやすいですし、南側は紫外線で表面の色味が変わりやすいんです。石張りは丈夫ですが、環境の影響を受ける部分ははっきり分かれますね。」

——やっぱり北側と南側の差は、どのお宅でもはっきり出ますね。点検に伺うと、ほとんどの方が同じように驚かれます。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「このままにしておくと、もっと傷みますか?」

営業「ひび割れが進むと、そこから雨水が入り込んで目地が崩れてしまいます。そうなると石が浮いて剥がれる危険もあります。見た目の問題だけじゃなく、安全面からも早めの対処が必要です。」

石張りを守るための補修と保護の方法

M様が心配そうに壁を見つめているので、具体的なメンテナンス方法をお伝えしました。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「石張りでも塗装ってするんですか?」

営業「色を塗るのではなく、透明の保護材を塗ります。これで水を弾いて、汚れや苔を防げます。見た目を変えずに自然な風合いを保てるので安心ですよ。」

——この「透明で守る」というやり方、実は石張りのお宅からとても喜ばれるんです。見た目が変わらないのに効果がしっかりあるので、安心感が違います。

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「なるほど、透明なら景観も変わらないんですね。」

営業「はい。まずは高圧洗浄で汚れを落とし、目地のひび割れを補修してから保護材を塗布します。これで石と目地を守れて、劣化の進行をかなり遅らせられます。」

石張り外壁を美しく保つために必要なメンテナンスとは?剥がれや汚れを防ぐ方法「それなら安心ですね。工事ってどのくらいの日数がかかるんでしょうか?」

営業「建物の大きさにもよりますが、足場を組んで洗浄・補修・保護材塗布まで含めて1週間から10日ほどです。近隣へのご挨拶もきちんと行いますので心配いりません。」

M様は説明を聞いて安心された様子で、「石張りにもちゃんとお手入れが必要だって分かりました」と笑顔を見せてくださいました。

石張り外壁を長持ちさせるために思うこと

石張りの外壁は、やっぱり存在感があってカッコいいんですよね。頑丈だから手がかからないと思われがちなんですが、実際は水や汚れに弱いところもあって、苔や黒ずみが出たり、目地がひび割れて石が浮いてきたりすることがあります。

これまでいろんな石張りを見てきましたが、「もっと早く点検してたら小さな補修で済んだのに…」というお宅も多いです。逆に、定期的に洗浄して保護材を塗っているお宅は、10年経っても見違えるようにきれいなままなんですよ。

大事なのは“ちょっと気になるな”と思ったタイミングで動くことです。黒ずみが出てきたとか、目地に小さなひびがあるとか、そのサインを見逃さないだけで、石張りはずっと長持ちします。

小郡市や筑紫野市、太宰府市をはじめ、この辺りは雨も湿気も多いので、石張りの外壁をお持ちの方はぜひ一度ご自宅を眺めてみてください。「うちもそろそろ点検したほうがいいかな」と感じたら、お気軽に声をかけていただければと思います。

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