外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策

外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策

筑紫野市原田のN様から「庭にタープをつけたいけど、外壁にフックを打ち込んでも大丈夫ですか?」というご相談をいただきました。
お電話では「夏場の日差しが強くて、窓際が暑いんです。簡単に日よけをつけられたらいいなと思って」とのお話でした。

お伺いした日、N様は玄関先で壁を指しながら話されました。

外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策「ホームセンターに売ってる金具をつけようと思ってたんですが、壁に穴を開けても大丈夫なんでしょうか?」
営業「設置はできますが、注意点がいくつかあります。外壁材によっては水が入り込むこともあるんです。」

外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策「水が入る? そんなこと考えてなかったです。」
営業「はい。外壁に直接ビスを打ち込むと、そこから雨水が染み込みやすくなります。放っておくと下地が腐ったり、シーリングが切れてしまうこともあるんですよ。」

N様は驚いたように壁を見つめながら、「そんなリスクがあるとは思わなかった」とつぶやかれました。

フックを付ける位置と素材選びの大切さ

私はまず、外壁の種類と状態を確認しました。
N様邸は窯業系サイディングの仕上げで、表面のシーリングもしっかりしている状態でした。

営業「この壁なら下地を確認して設置すれば問題ありません。取り付けたい場所の裏側に柱(胴縁)があるかを調べて、しっかり固定することが大事です。」
外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策「柱の位置なんてどうやってわかるんですか?」
営業「下地探し用のセンサーを使えば分かりますよ。柱にビスを打ち込めば、フックが外れる心配もありません。」

その後、設置したい位置を一緒に確認しました。
南面のリビング前は直射日光が強く、夏は室内の温度がかなり上がるとのこと。

営業「この位置なら日差しをうまく遮れます。ただし、タープを強く引っ張ると負荷がかかるので、金具はステンレス製で強度のあるものを選びましょう。」
外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策「見た目もスッキリしてるタイプがいいですね。」
営業「最近は外壁色に合わせたマット塗装の金具もありますよ。デザインを崩さずに取り付けできます。」

一緒にカタログを見ながら、N様のご希望に合う金具を選定しました。

防水処理で雨漏りを防ぐ施工のポイント

設置位置が決まったあと、N様から「自分で取り付けるのは難しいですか?」と質問がありました。

営業「DIYでもできますが、防水処理が一番のポイントになります。穴を開けたあとは、シーリング材をしっかり塗り込んで、ビスの根元を保護することが大切です。」
外壁にタープを取り付けたい!フック設置の注意点とプロが教える対策「なるほど、そこまで考えないといけないんですね。」
営業「そうなんです。穴を開けたままにすると、そこから雨水が入り込んでしまいます。金具を固定したあとに防水材をしっかり充填すれば安心ですよ。」

私は実際に使う防水材を見せながら手順を説明しました。
N様は「やっぱりプロに頼んだほうが安心ですね」と笑顔を見せられました。

その表情を見て、私も思わず笑みがこぼれました。
外壁を傷めずに便利さを取り入れるには、正しい施工が欠かせません。

タープフック設置で失敗しないために

外壁にタープを取り付ける際は、まず材質を確認し、下地の位置を把握することが大切です。
サイディング・モルタル・ALCなど、外壁の素材によって施工方法は変わります。
防水処理を怠ると、数年後に雨漏りや外壁内部の腐食につながる恐れもあります。

また、フックの素材選びも重要です。
ステンレス製やアルミ製のように錆びにくい金具を使い、耐荷重をしっかり確認することで、長く安全に使うことができます。

筑紫野市や小郡市、太宰府市でタープの設置を検討されている方は、まず外壁の状態をチェックしてみてください。
外壁を守りながら快適な日よけスペースを作るには、正確な施工と防水処理がポイントです。

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