
筑紫野市美しが丘南のお客様から、「外壁を触ると白い粉がつくんですけど、これって塗装がダメになってるんですか?」というご相談をいただきました。
「それはチョーキングかもしれませんね」とお伝えし、翌日に確認へ伺いました。
「ここなんです。朝、洗濯物を干すときに気づいて、手が真っ白になっちゃって」
「あぁ、これは典型的なチョーキングですね。塗料の表面が紫外線で分解されて、粉になって出てきてるんです」
「やっぱりそうなんですね。なんとなく嫌な感じがして」
「この粉が出てくると、防水効果が落ちてきてるサインなんですよ。まだ大丈夫と思って放っておくと、雨が染み込んで外壁の中まで傷むことがあります」
「そんなに影響あるんですね。表面だけの話だと思ってました」
チョーキングって、見た目だけではなかなか深刻さが伝わらないんですよね。指で触って初めて「あ、うちもそうかも」と気づく方が多いです。
チョーキングを見つけたときの不安と疑問
「築12年なんですけど、もう塗り替えの時期ってことですか?」
「そうですね。10年を過ぎると、チョーキングが出始める頃です。見た目はまだきれいでも、塗膜の力は落ちてるんですよ」
「そう言われると、最近少し色がくすんできた気もします」
「日当たりのいい南側や西側は特に早いですね。紫外線が強いですから」
「うちは南側が一番目立ちますもんね。雨の日とか大丈夫かな…」
「今のところはまだ大きな問題はないです。ただ、ここで放置すると次の雨季あたりから水の吸い込みが始まるかもしれません」
「なるほど、じゃあ今がちょうどいい時期なんですね」
そうなんです。チョーキングって、放置すれば傷みを呼び、早めに動けば家を守る。ちょっとしたタイミングの差が、その後の寿命を大きく変えるんですよ。
外壁の触診で分かる小さなSOS
「よかったら触ってみてください。ほら、指に白い粉がつきますよね」
「うわ、本当だ。こんなに粉っぽいとは思わなかった」
「この粉が“外壁からのサイン”なんです。『もうそろそろ守ってくれませんか?』って言ってるようなのですよ」
「なるほど、家の声ってこういうことか」
「そうです。外壁も人と同じで、ちょっとした変化に気づいてあげるのが大事なんです」
毎日見ていると変化に気づきにくいものですよね。気づいたときには「前からこんなだったかな?」なんて思うこと、きっと皆さんにもあると思います。
「北側も見ておいた方がいいですか?」
「そうですね。北側は日が当たらない分、チョーキングよりもコケが出やすいです。でも放っておくと同じように塗膜が弱ります」
「確かに、少し緑っぽいところあります」
「そうでしたら、洗浄と一緒に塗装を計画するといいですよ。全体のバランスも整いますし、見た目も一気に変わります」
「なるほど、塗るだけじゃなくて洗うのも大事なんですね」
「そうなんです。塗装は“新しくする”だけじゃなくて、“整える”作業でもありますから」
チョーキングのポイント
外壁塗装をしていると、チョーキングの相談は本当に多いです。
白い粉がつくだけのようでいて、実は塗膜が紫外線で壊れ、防水機能を失っている状態。つまり、外壁を守るバリアが薄くなっているということです。
この段階で塗り替えを行えば、下地へのダメージはほとんどなく、費用も最小限で済みます。逆に放置してしまうと、水が内部に入り込み、外壁の反りやひび割れが進行してしまうんです。
「まだ見た目はきれいだから大丈夫」と思う方も多いですが、実際にはその一歩前が塗り替え時期。
外壁を触って白い粉がついたら、それが家の“声”なんだと思ってください。
少しでも気になったときが、一番良いタイミングです。
太宰府市・筑紫野市・小郡市・大野城市・福岡市東区・早良区で、
「外壁を触ると白い粉がつく」「そろそろ塗り替え時期かな」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
無理な営業はせず、実際の状態を見たうえで、最適な方法をご提案いたします。











