外壁塗装の見積もりを取ると、外壁以外にも「付帯部」と呼ばれる部位の塗装が含まれていることがよくあります。付帯部とは、雨樋や破風板など外壁に付属する部分のことで、塗装工事の際にはこれらの部位の塗装も行うのが一般的です。
「本当に付帯部の塗装が必要なの?」「外壁だけ塗り替えればいいのでは?」と疑問に思われる方も多いでしょう。今回は、付帯部塗装の必要性と塗装が求められる部位について詳しく解説します。
付帯部塗装が必要な理由
1. 紫外線や雨風による劣化を防ぐ
付帯部も外壁と同様に、紫外線や雨風の影響を受けて時間とともに劣化していきます。素材によっては、ひび割れや破損が進行し、最悪の場合交換が必要になることも。定期的な塗装メンテナンスを行うことで、素材の保護と劣化の抑制が可能になります。
2. 美観を保つ
外壁だけを塗り替えても、色褪せや剥がれが目立つ付帯部がそのままだと、住宅全体の美観を損ないます。外壁と付帯部を同時に塗装することで、統一感のある美しい仕上がりになります。
3. 長期的なコスト削減
付帯部の塗装を省いた場合でも、いずれメンテナンスが必要になる時期が訪れます。このとき、高所作業が必要な付帯部の塗装では、再度足場を組む費用がかかるため、結果的にコストが高くなる可能性があります。外壁と付帯部を同時に塗装することで、足場代を節約でき、全体的な工事費用を抑えることができます。
塗装が必要な付帯部一覧
付帯部は外壁や屋根と同じように塗装が必要な部位が多くあります。以下に代表的な部位を挙げ、それぞれの特徴を解説します。1. 雨樋
雨水を排水する役割を持つ雨樋は、ほとんどが「塩化ビニル」製です。紫外線によって劣化すると割れやすくなるため、塗装による保護が必要です。
2. 破風板・幕板
屋根の側面を覆う破風板は、外壁材や木材でできていることが多く、劣化を防ぐために塗装が求められます。また、装飾的な役割を持つ幕板も同じ素材で作られていることが多いため、同時に塗装するのがおすすめです。
3. 軒天
屋根の裏側にあたる軒天は、湿気を逃がす役割を果たしています。湿気を防ぎ、長持ちさせるためには、透湿性の高い塗料で塗装する必要があります。
4. シャッターボックス・雨戸
スチール製が多いシャッターボックスや雨戸は、塗装が剥がれると錆びやすくなります。錆の進行を防ぐためにも、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
5. その他(霧除け、水切り、換気フードなど)
スチール製やアルミ製の霧除け、水切り、換気フードなども塗装が求められる部位です。これらの部位は見落とされがちですが、塗装による保護を怠ると錆や劣化が進行しやすくなります。
付帯部塗装の注意点
塗装が必要ない素材も存在するため、付帯部ごとに適切な塗料を選ぶことが大切です。また、業者によっては「付帯部一式」として見積もりを出す場合もあります。何をどこまで塗装するのかをしっかり確認し、具体的な内容が明記された見積もりを提出してもらいましょう。
最後に
付帯部の塗装は、住宅の美観を保ち、耐久性を高めるために欠かせない作業です。外壁塗装を検討する際は、付帯部の塗装も含めたトータルメンテナンスを視野に入れることをおすすめします。適切な塗装で、住宅全体を長持ちさせましょう!
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