外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”

外壁や屋根の劣化症状と適切な補修方法|お住まいの寿命を延ばすために

福岡市東区香椎浜にお住まいのO様から、「外壁を触ると白い粉がつくんです」とお問い合わせをいただきました。
築17年のお住まい。南面を指でなぞると、うっすら白い粉が指先に残ります。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「これ、汚れですか?拭いても全然取れないんですよ。」
営業「これは“チョーキング”という現象ですね。塗装の顔料が紫外線で分解されて粉になっているんです。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「ああ、じゃあうちだけじゃないんですね。」
営業「はい。10年を過ぎたあたりから、どのお宅でも出てくる症状です。」

家の外壁って、毎日見てると変化に気づきにくいものなんですよね。少し触ってみて気づく方が多いです。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「この細かいヒビも気になってて……」
営業「今の段階なら問題ないですが、水が入る前に補修しておくと安心ですよ。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「まだ大丈夫かなと思ってたんですけど、気をつけた方がいいですね。」
営業「“まだ大丈夫かな”って思ってるときが、実はちょうどいいタイミングなんですよ。」

こういうやり取り、本当に多いです。皆さん「まだ平気」と思って見過ごしてしまう。でも早めに見ておくと、費用も工期も抑えられます。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「やっぱり塗り替えの目安って10年くらいですか?」
営業「そうですね。素材や立地にもよりますが、だいたいそのくらいです。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「思ったより早いですね。」
営業「見た目がきれいでも、防水性能は落ちてることが多いんです。」

外壁は見た目より中身。日々の風や紫外線の影響って、思っている以上に大きいんです。

見えないところで進むコンクリートの痛み

玄関横のコンクリートを確認すると、少し膨らんでいる部分がありました。

営業「ここ、内部の鉄筋がサビて膨らんでるかもしれません。“爆裂”っていう現象です。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「そんなことが起きるんですか?」
営業「はい。雨水が内部に入り込むと、鉄筋がサビて膨張してくるんです。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「見た目じゃ分かりませんね。」
営業「そうなんです。外から見ても気づきにくいです。」

この“見た目では分からない傷み”が、建物の厄介なところです。気づいたときには広がっていることもあります。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「やっぱり定期的に見てもらうのが大事ですね。」
営業「そうですね。早い段階で見つけられると、修繕も最小限で済みます。」

軒天の木部にも黒ずみが見られました。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「この黒いの、カビですか?」
営業「そうですね。湿気がこもりやすい場所なので出やすいです。軽ければ塗装で保護できます。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「北側がジメジメしてるから、やっぱり出やすいんですね。」
営業「どこのお宅もそうなんですよ。特に梅雨明け頃は一気に出ますね。」

この時期になると、湿気の影響がいっきに現れます。現場を回っていると「あぁ、季節が変わったな」と感じる瞬間です。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「塗装で直るなら安心です。」
営業「はい。早めに対処しておくと、長持ちしますよ。」

「北側だけ汚れるのはうちだけ?」に隠れたあるある

建物の北側へ回ると、外壁にうっすら緑色のコケが広がっていました。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「これ、カビですよね?」
営業「コケですね。北側は日が当たらないので乾きにくいんです。どのお宅でも同じような症状が出ますよ。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「掃除してもすぐ戻るんですよ。」
営業「そうですね。湿気が残ると再発しやすいんです。」

北側の汚れは本当に多いご相談です。風通しや日当たりの違いで、南北でこんなに変わるのかと驚かれる方も多いです。

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「南側は逆に白っぽくなってきてます。」
営業「紫外線の影響ですね。日が強い分、焼けて色あせてくるんです。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「なるほど、場所で症状が全然違うんですね。」
営業「そうなんです。北は湿気、南は日差し。建物の面ごとに痛み方が違うんですよ。」

外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「部分的に塗り直すだけじゃだめですか?」
営業「色やツヤの差が出やすいです。全体で整えた方が自然に仕上がりますよ。」
外壁や屋根の劣化はこうして進む ― 気づいたときには始まっている“おうちの変化”「確かに、一部だけきれいでも違和感出ますね。」
営業「はい。見た目の統一感も大事ですし、次のメンテナンス時期も合わせられます。」

こういうご相談、本当に多いです。「北だけ汚れる」「南だけ色あせる」って、皆さん同じように悩まれてます。立地や日当たりって想像以上に家に影響するんですよね。

外壁・屋根を長く守るために

外壁や屋根の劣化は、日々の紫外線・雨風・気温差の積み重ねによって少しずつ進行します。
見た目の美しさよりも大切なのは、塗膜が持つ「防水性」と「保護力」です。塗装の目的は“色を塗り替えること”ではなく、“建物内部に水を入れないこと”。これを理解しておくかどうかで、家の寿命が大きく変わります。

特にモルタルやサイディング外壁は、表面の塗膜が切れると水分を吸収しやすくなります。湿気を含んだ外壁は、内部の木部や鉄部を腐食させ、結果的に補修費がかさんでしまうこともあります。
また、屋根も外壁と同じように常に紫外線を浴び続けるため、塗膜の劣化が進むと防水性が低下し、雨漏りの原因になることがあります。

外壁と屋根の塗装は同時に行うのが理想です。足場を一度で済ませられ、コストの削減にもつながります。さらに、仕上がりの統一感も高まり、建物全体の防水性能を一体的に保つことができます。

建物を長く守るためには、「見た目」ではなく「機能」を維持する意識が欠かせません。
劣化のサインに気づいたときが、最も良いタイミングです。

太宰府市・筑紫野市・小郡市・大野城市・福岡市東区香椎浜・名島・千早エリアで外壁塗装や屋根の点検をお考えの方は、ぜひハウジングコートへご相談ください。
経験豊富な職人が現場を確認し、お住まいに最適なご提案をいたします。見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。

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