これから外壁塗装を始めると言う方は説明を受けたり工事が始まった後の職人の会話の中で、聞き慣れない言葉や何のことを言っているのか分からない単語を聞く機会があるかと思います。
特に職人は日常的に当たり前の言葉として使っているため、お客様へ説明する際にも悪気なく専門用語を使ってしまうことがあります。
もちろんその場でどういう意味なのかを尋ねることが出来ればいいのですが、質問しづらい状況だと話がうやむやになってしまう可能性も。
あくまでも専門用語や職人が使う言葉ですので特別覚えておかなければならないものではありませんが、打ち合わせをスムーズに進めるためにいくつか把握しておくと便利かも知れません。
専門用語や外壁塗装にまつわる言葉
ここでは各用語を簡単な解説とともに箇条書きでご紹介します。
「ピン」一回塗りのこと。
「リャンコ」二回塗りのこと。
「チリギワ」際のこと。
「ダメ」建物の隅など塗料が入りづらいところのこと。
「おこす(おかす)」一度塗った塗膜が重ね塗りした際に浮いて縮むこと。
「のぼる」塗装から時間が経つと徐々に色が変化する様子のこと。
「しゃぶる」塗料を薄める時に使われる言葉。
「ネタ」材料、特に塗料のこと。
「とまる」元の色が透けて見えない状態のこと。反対に止まらないは下の色が見えてきてしまいっている状態。
「ひっぱる」塗装が半乾きの状態で塗装することによって起こる色むらの事。
「ライン出し」最終的に真っ直ぐな線を入れること。
「ダメる」刷毛で繊細な部分を丁寧に塗り込んでいくこと。ダメとはまた違う意味を持ちます。
「捨てテープ」通常1枚のテープで養生するところを次の作業を見越して重ね張りすること。
「逆養生」塗り仕上げた箇所を汚さなにように行う養生。
「二点接着」サイディングの目地にコーキングを充填する際、より強固にするために使う技法。
「バックアップ材」目地が極端に深い場合、コーキングのコストを削減するために目地をある程度浅くするために使われる部材。
「ボンドブレーカー」コーキングの下にある青いテープのこと。現在は透明なものもある。
「クラック」ひび割れのこと。
「チョーキング」経年劣化によって塗膜の表面が粉化する現象。
「タスペーサー」スレート瓦の重なった部分が塗膜で塞がれないように縁を切る部材。
「ケレン」塗装する部分をベストな状態に整える下地処理のこと。
「タッチアップ」最後の仕上げの作業でピンホールや色の透けを補修する作業のこと。
「ノンスリップ」屋根や玄関など人が通るところに設ける床養生材のこと。
「ゴーゴー」幅が550㎜のマスカーのこと。マスカーとは養生材の呼び名。
「白ボケ」クリアー塗装に発生する湿気に反応して塗膜が白くなる現象。
「ケラバ」「破風板」「鼻隠し」「軒」は図をご確認ください。
最後に
この他にも現場で使われる言葉はたくさんあります。
もし分からないことがあればまずは担当者や職人に聞いてみましょう。
質問に対する対応も業者を見極めるポイントになりますので遠慮せずに聞いてみることが大切です。
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