外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説

【外壁のひび割れ=塗り替えのサイン?】補修方法と注意点を解説!

外壁にうっすらと入ったヒビに気づいて…

「外壁に細い線みたいなヒビが入ってるんですけど…これって大丈夫なんでしょうか?」

先日、筑紫野市針摺にお住まいのA様から、そんなご相談をいただきました。築17年のお住まいで、今まで一度も外壁塗装をしたことがなかったそうです。ある日ふとした拍子に外壁に視線をやると、髪の毛のように細いひび割れが何本も走っていて、「これは放っておいていいのか?」と心配になったとのことでした。

「その線状のひび割れは“ヘアークラック”の可能性があります。軽度なものならすぐに深刻な被害につながるわけではないんですが、放置すると雨水が入り込んでしまう危険があります」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「実はちょっとネットで調べてたんですよ。それで“ひび割れは塗り替えのサイン”って見て、ますます不安になってしまって」

ヘアークラックは主にモルタル外壁に見られる現象で、細かいひびが塗膜の劣化とともに現れやすくなります。モルタル外壁は継ぎ目がなく一面が塗り壁になっているため、経年による膨張・収縮の動きに追従しきれずに細かいクラックが発生しやすい構造です。

外壁の素材で異なる、ひび割れの特徴

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「ちなみに、ひび割れってどの外壁でも起きるものなんですか?」

「はい、素材によって出方や起こりやすい場所が違うんです。たとえば、モルタルだと全体に細かく出やすく、サイディングだと板のつなぎ目や端っこ、あとはコーキング部分が割れやすい傾向があります。ALCという軽量気泡コンクリートの外壁だと、特にサッシ周りが要注意ですね」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「なるほど…うちもたぶんモルタルだったと思います。なんとなく、つるっとした塗り壁だったので」

素材の種類によって補修方法も変わるため、まずは現地で状態をしっかり確認することが第一です。

ひび割れの補修方法は状態次第

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「このひび、今すぐ補修しないとダメですか?」

「大きさや深さによって対応が変わるんですよ。細かいものであれば塗装前に下塗り材をしっかり使って、塗膜で保護する形で対応できます。ただし、0.3mmを超えるような割れがある場合は、コーキングを充填してしっかり埋めてから塗装する必要があります」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「なるほど…ちなみにうちのは名刺の端も入らないくらいなので、まだ細い方かなと思ってるんですが」

「そのくらいであれば、まだヘアークラックの段階ですね。ただ、状態が悪化して幅が広くなってきたり、深くなっていたりした場合には“Vカット補修”を行うこともあります」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「Vカットって何ですか?」

「ひび割れた部分を一度V字型に削って、その溝にコーキングを詰めてから平らに整えるという方法です。こうすると接着面が増えて密着度が上がるので、再発しにくくなるんですよ」

補修が必要な状態かどうか、またどの方法を選ぶべきかは、現地での目視と打診検査などを通じて判断します。A様のように、気になったタイミングで点検を受けることは非常に大切です。

補修跡は目立つ?仕上がりのリアルな話

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「でも…正直、補修跡って目立ちませんか?ご近所さんの家で見たときに、塗装してるのに補修の筋が見えたような気がして」

「それ、すごくよく聞かれます。正直に言うと、完全に消すのは難しいです。特にVカット補修をした部分なんかは、照明の当たり方や光の角度で目立つこともあります」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「それじゃあ、補修しない方がキレイだったり…?」

「一時的にはそう見えるかもしれませんが、補修しないまま塗装だけしてしまうと、また同じところから割れて水が入り込みます。結果として補修より大掛かりな修繕が必要になる可能性が高いです」

見た目の美しさと建物の保護は、両立できることが理想です。ただし、外壁塗装はあくまでも建物の耐久性を保つためのメンテナンスであるという本質を忘れてはいけません。

早めの点検が、将来の出費を防ぐ

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「放っておいたら、もっとひどくなる可能性もあるってことですよね…」

「そうですね。ひびの隙間から雨水が入ってしまうと、内部の木材が腐ったり、サイディングが浮いてきたりします。そうなると補修では追いつかず、張り替えが必要になることもあります」

外壁のひび割れは塗装のサイン?補修の方法と注意点を解説「それだけは避けたいです…。じゃあ、やっぱりこのタイミングで塗装を考えておいた方がいいですね」

「はい、今のうちに手を打っておく方が、将来の費用も抑えられますし、精神的にも安心できると思いますよ」

ご自宅の外壁がどういう状態か、どういう補修が必要かを知ることが、最適なタイミングでの塗装に繋がります。無理に塗る必要はありませんが、“今の状態を知っておくこと”こそが、一番のメンテナンスなのです。

福岡県筑紫野市・太宰府市・小郡市・大野城市・福岡市近郊で外壁のひび割れが気になる方へ

ちょっとしたひび割れでも、気づいた時が点検のチャンスです。放置すれば雨漏りや大掛かりな修繕のリスクも高まります。

ハウジングコートでは、外壁や屋根の状態を無料で点検し、お客様に合った最適な補修・塗装方法をご提案しています。しつこい営業は一切いたしませんので、安心してご相談ください。

お電話・メールどちらでもOK。お気軽にお問い合わせをお待ちしております。

ページ上部へ