
先日、福岡県筑紫野市原田にお住まいのT様より
「そろそろ塗装を考えているんですが、やるなら梅雨明けがいいですよね?」
とご相談をいただきました。
6月に入ると天気が安定する日も増えてきて、工事の問い合わせも一気に増えてきますよね。特に梅雨明けを狙って動かれる方は毎年多いです。
「梅雨明けを希望される方はかなり多いですね。毎年この時期は予約が早く埋まります。」
「やっぱりそうなんですね。今から動いた方がいいですか?」
「時期を決めているなら、早めに段取りしておく方が安心です。」
最近は、工事時期だけでなく、塗料について事前に調べてこられる方も増えています。特に暑さを意識し始めるこの時期は、断熱や遮熱といったキーワードがよく出てきます。
「実は塗料も色々見ていて、断熱塗料ってどうなんだろうと思って。」
「今まさに、その相談が一番多いです。」
断熱塗料に期待されがちな効果
断熱塗料という言葉だけを見ると、かなり涼しくなりそうな印象を持たれやすいですよね。
「断熱塗料は、外からの熱を室内に伝えにくくする塗料です。」
「じゃあ、夏は涼しくなるんですか?」
「温度の上昇を抑える、という表現の方が近いですね。」
断熱塗料は、外の熱を遮りつつ、室内の空気が外に逃げにくくなる性質があります。そのため、夏だけでなく冬にも一定の効果が期待できます。
「冬にも効くんですね。」
「はい。暖房で温めた空気が外に逃げにくくなります。」
ただ、ここは誤解されやすいポイントでもあります。塗料だけで室温が大きく変わる、というものではありません。
「よくある勘違いなんですが、断熱塗料を塗れば部屋が一気に涼しくなる、というわけではないんです。」
「エアコンがいらなくなる、みたいな話ではないんですね。」
断熱塗料の限界と現実的な考え方
断熱塗料は万能ではありません。この点を最初にきちんと理解しておかないと、期待とのズレが出てしまいます。
「断熱塗料は、外からの熱の影響を和らげるのが役割です。」
「じゃあ、真夏の暑さ自体は変わらない?」
「外気温そのものは変えられません。ただ、室内の温度変化を緩やかにする効果はあります。」
実際の現場でも、「思ったより涼しくならなかった」と感じる方の多くは、効果を過剰に期待してしまっているケースがほとんどです。
「エアコンの効きが少し良くなった、と感じる方は多いですね。」
「体感的にじわっと、という感じですか。」
「そうですね。急激な変化ではなく、積み重ねの効果です。」
家の断熱性能は、窓や天井、壁の構造など複数の要素が関係します。塗料はその一部を補う存在、という位置づけになります。
暑さ対策なら遮熱塗料という考え方
暑さ対策を重視する場合、遮熱塗料という選択肢も出てきます。
「もう一つよく聞かれるのが、遮熱塗料ですね。」
「断熱とは違うんですか?」
「遮熱塗料は、太陽の熱を反射して、外壁や屋根自体が熱くなりにくくする塗料です。」
遮熱塗料は、特に屋根で効果を発揮しやすい塗料です。屋根の表面温度が下がることで、室内への熱の侵入を抑えます。
「屋根が熱くならないってことですね。」
「そうです。結果的に、エアコンの効きが良くなるケースも多いです。日当たりが良い家や、2階が特に暑くなるお宅では、遮熱塗料の方が体感しやすいこともあります。」
「断熱と遮熱、目的で選ぶ感じですね。」
塗料選びは家ごとに正解が違う
断熱塗料と遮熱塗料、どちらが正解というわけではありません。家の立地や構造、生活スタイルによって向き不向きが変わります。
「南向きで日差しが強いなら遮熱、温度変化を抑えたいなら断熱、という考え方が分かりやすいです。」
「両方入った塗料もあるんですか?」
「あります。ただ、効果の出方は商品ごとに違います。」
塗料の性能だけでなく、下地処理や塗り方によっても効果の感じ方は変わります。カタログの数値だけで判断しないことが大切です。
「どの塗料を選ぶかは、家を見たうえで一緒に考えるのが一番ですね。」
「確かに、話を聞くと簡単じゃないですね。」
断熱と遮熱を正しく理解して後悔のない選択を
断熱塗料は、外からの熱を伝えにくくし、室内の温度変化を緩やかにする塗料です。一方、遮熱塗料は太陽光を反射し、外壁や屋根の表面温度を下げることで暑さ対策に効果を発揮します。
どちらも「塗るだけで劇的に涼しくなる」魔法の塗料ではありませんが、家の条件と目的に合えば、快適性の向上や冷暖房効率の改善につながります。特に梅雨明けを狙った工事は毎年希望が集中するため、早めの相談と計画が重要です。
筑紫野市・太宰府市・大野城市・小郡市・福岡市周辺で、断熱塗料や遮熱塗料について迷われている方は、ネットの情報だけで判断せず、ご自宅の状況に合った提案を受けてみてください。それが、塗装工事で後悔しない一番の近道です。











