「どうせ塗装をするならできるだけいい塗料を使って長持ちさせたい。」
このように考えてフッ素塗料や無機塗料など、高性能な塗料を選ばれる方も多いはず。
しかし高性能だからと安易に塗料を選んでも、実際に塗装してみると思っていたより長持ちしてくれなかった、となるケースが発生してしまう可能性があります。
なぜ高性能な塗料を使用したにも関わらず長持ちしてくれない事例が発生するのでしょうか。
塗料と外壁には相性がある
最も分かりやすい例として木部用塗料が挙げられ、木部には木部専用の塗料が用意されていると言うことから、通常の外壁に使用する塗料では長持ちしない、すなわち相性が合わないことが言えます。
現在外壁に使われている建材は主にモルタル、窯業系サイディング、金属系サイディング、ALCですがこれらにもそれぞれ最適な塗料の相性が存在しますので簡単に確認してみましょう。
*モルタル
モルタルはクラックが入りやすい建材であり、近年は工法が進化するなど以前と比べるとクラックの発生率は下がりましたがまだまだクラックが入りやすい建材です。
そんなクラックに対応できる塗料は弾性塗料です。
クラックが発生しても塗膜が伸びて追従できる性能を持っているためおすすめの塗料になります。
*窯業系サイディング
窯業系サイディングは蓄熱しやすく、これに雨水の浸透と乾燥が繰り返されることによってサイディングボードの反りが起きることがあります。
また、塗膜の膨れも蓄熱によって引き起こされます。
窯業系サイディングには湿気を通す塗膜を形成できる透湿性の高い塗料がおすすめされます。
*金属系サイディング
皆さんも想像できるかと思いますが、金属にとって一番の弱点は錆です。
錆は傷によって発生するケースと錆が発生している個所からのもらい錆によって発生するケースがあります。
金属系サイディングが普及し始めたのは最近であり、フッ素コートや親水性加工をされていることも多く、このような加工がされた金属系サイディングには塗料が密着しづらくなっています。
そこで金属系サイディングを塗装する際には密着性を高めるシーラーやプライマーが重要になります。
*ALC
軽くて丈夫なALCは多孔質であることから雨水などを吸水しやすい性質を持っています。
窯業系サイディングと同様に透湿性の高い塗料を使用することがおすすめで、吸水した水分を早く排出できる状態を作っておくことが大切です。
最後に
高性能な塗料がすべての外壁や建材で同じように性能を発揮できるとは限りません。
長持ちさせたいからと安直に価格の高い塗料や高性能な塗料を選ぶのではなく、あなたのお住まいに最適な塗料を選ぶことでより高耐久を実現することができるでしょう。
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