かつては吹き付けによる塗装が一般的でしたが、現在ではローラーを使った手塗り塗装を行う塗装やが増え、吹き付け塗装をメインにしている塗装屋はあまり聞かなくなりました。
「吹き付け塗装よりもローラー塗装の方が品質がいいからじゃないの?」
と思われた方もいるのではないでしょうか。
ローラー塗装と吹き付け塗装では本当に品質に差が出るのか、それぞれの工法の特徴を確認しつつ比較してみましょう。
ローラー塗装と吹き付けの特徴
吹き付け塗装では塗料の飛散が激しく、約20%程が無駄になっていると言われています。
また、飛散した塗料は風に流されやすく、近隣とのスペースが十分でない建物で行うには近隣への配慮が必要であるなど、デメリットが浮き彫りになっていました。
これに対しローラー塗装は塗料の飛散は少なく、塗料を無駄にしてしまうリスクも小さいことから普及したとされています。
道具が扱いやすく、厚く丈夫な塗膜を作ることができ、職人の作業性を考えた上でも支持されるようになっているようです。
しかし吹き付け塗装と比べると作業時間が長くなる傾向がありますし、複雑な形をした部位や素材にも向かず、職人やローラーによってはローラーの毛が外壁に張り付いたまま…と言う事も起こります。
どちらの工法も職人の腕を問われるものではありますが、綺麗な仕上がりを実現するためには均一に塗装ができる吹き付け塗装に軍配が上がると言っていいでしょう。
作業時間が短くかつ綺麗な仕上がりになることは魅力的ではありますが、安全性や近隣への配慮に欠けるとして吹き付け塗装は現場からも避けられる傾向が強かったのです。
*ローラー塗装には
ローラーは細かい部位の塗装には向かず、ローラーだけでは隅々まで塗装することができません。
そこで細かい部分を補うために刷毛を併用して塗装します。
部分的な補修でも刷毛が活躍するため、ローラー塗装には刷毛の存在が欠かせません。
ローラー塗装と吹き付け塗装はどちらが優れているのか
塗装に時間がかかってしまうローラー塗装と安全性や近隣への配慮に欠けてしまう吹き付け塗装、どちらにもデメリットはありますが高品質な塗装に向いているのはどちらなのでしょうか。
結論から申し上げますと施工手順や施工内容を厳守していればどちらの工法で塗装を行っても仕上がりや耐用年数には大きな差が出ることはありません。
塗料は半製品ですから、完成度は職人に依存します。
ローラー塗装でも塗り回数を守らなければ品質は下がりますし、吹き付け塗装でも希釈率や乾燥時間を守っていれば高品質に仕上がることができます。
安全性や近隣への配慮を考えて現在では吹き付けを行う塗装やは減りましたが、決して品質が著しく低いからと言う訳ではないことを押さえておきましょう。
最後に
ローラー塗装や吹き付け塗装は必要に応じて使い分けられるケースもあります。
あなたの住まいに合った塗装を提案し、正しく施工してくれる塗装屋に依頼することが重要です。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・小郡市にお住まいの方で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討の方は、信頼と実績のある弊社ハウジングコートに一度ご相談下さい。
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