レンガとレンガ調サイディングの違いとメンテナンス方法を徹底解説

レンガとレンガ調サイディングの違いとメンテナンス方法を徹底解説

日本では地震が多いため、レンガ造りの住宅はあまり見かけません。しかし、街中で「レンガのお家」を見かけることがあるのではないでしょうか?

その多くは、本物のレンガではなく、高品質なレンガ調サイディングやタイルが使用されています。レンガ調の外壁はデザイン性に優れているだけでなく、施工費を抑えられることから人気を集めています。

今回は、レンガとレンガ調サイディングの違い、そしてそれぞれの特徴やメンテナンス方法について詳しく解説します。

レンガってどんな建材?

レンガは、粘土や泥を型に入れ、窯で焼いたり圧縮して作られる建材です。その歴史は古く、紀元前4000年のエジプトでは乾燥させた日干しレンガが既に使用されていました。中国の万里の長城やヨーロッパの古い建築物にもレンガが採用されており、耐久性や美観に優れています。

日本では、明治時代にレンガ建築が広がりましたが、関東大震災でレンガ造りの建物が甚大な被害を受けたことから、使用が減少しました。それでも、東京駅のように被害が少なかった建物もあり、後に国の重要文化財に指定されています。

レンガのメリット

  • 紫外線や外的要因に強い:耐久性が高く、塗装の必要がありません。
  • 経年美化:年月が経つほどに渋みや温かみが増します。

レンガ調のサイディングとは?本物のレンガとどう違う?

レンガはデザイン性に優れている一方で、施工費が高額になるのがデメリットです。そこで登場したのが、レンガ調サイディングです。本物のレンガのデザインを忠実に再現しつつ、費用を抑えられる外壁材として、多くの住宅で採用されています。

レンガ調サイディングの特徴

  • コストパフォーマンスが高い:レンガの風合いを持ちながら、本物のレンガに比べて施工費用を抑えられます。
  • 定期的なメンテナンスが必要:レンガ調サイディングはサイディング材の一種であるため、外壁塗装が必要です。

レンガ調サイディングのメンテナンス方法

レンガ調サイディングの美観を保つには、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。しかし、通常の外壁塗装を施すと、レンガ調の風合いが失われる可能性があります。そこで、多くの場合に使用されるのがクリアー塗料です。

クリアー塗料のメリット

  • デザインの維持:レンガ調サイディングの風合いをそのまま保てる。
  • 保護機能:紫外線や雨風から外壁を守る。

ただし、クリアー塗装が可能なのは外壁が劣化する前の段階までです。外壁の劣化が進行してしまうと、クリアー塗料が使用できなくなるため、早めの塗装が重要です。

最後に

レンガとレンガ調サイディングは一見すると似ていますが、メンテナンスの必要性や費用に違いがあります。特にレンガ調サイディングを採用している場合、定期的な塗装と早めのメンテナンスが住宅の美観と耐久性を保つポイントです。

外壁の状態を定期的にチェックし、必要に応じて専門業者に相談することで、長く美しい外観を維持しましょう。

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