コーキングの基礎知識と注意点|正しい施工で塗装工事を成功させるポイント

コーキングの基礎知識と注意点|正しい施工で塗装工事を成功させるポイント

サイディング外壁の目地を埋める「コーキング」は、外壁や屋根と比べて目立たないため、普段あまり気にされることのない部位かもしれません。しかし、業者任せにして工事を進めてしまうと、思わぬところで失敗やトラブルを招く可能性があります。

今回は、悪徳業者の手抜き工事を防ぎ、あなたのお住まいを守るために知っておきたいコーキングの基礎知識や施工ポイントをご紹介します。

コーキングとは?

「コーキング」とは、「隙間を埋める」という意味を持ち、外壁材同士の隙間や窓回りなどの接合部分を埋めるために使われる材料のことです。室内では水回りなどにも使用されており、外壁だけでなく住宅のさまざまな部分に欠かせない存在です。

コーキングの主な役割

  1. 緩衝効果
     ゴムのような弾力性と伸縮性で、サイディングボードが破損しないよう衝撃を吸収します。

  2. 防水効果
     サイディングボードや窓回りの隙間から雨水の侵入を防ぎ、住宅の内部を守ります。

  3. 補修効果
     外壁にひび割れが発生した際、コーキングで隙間を埋めることで修繕が可能です。

なお、「シーリング」と呼ばれることもありますが、コーキングとシーリングは基本的に同じものを指しています。

コーキングの劣化サイン

コーキングの寿命は一般的に5~10年とされています。そのため、外壁塗装の目安である約10年のタイミングでメンテナンスが行われるのが一般的です。ただし、塗料の耐用年数よりも短いため、劣化が進んでいる場合には早急な対応が必要です。

劣化症状

  • 剥がれ
     コーキングが目地から剥がれて隙間ができ、防水機能が低下します。

  • ひび割れ
     細かな亀裂が発生し、防水性能を失います。

これらの症状が見られた場合は、雨水の侵入を防ぐためにも早めの補修が必要です。

コーキングの施工方法

コーキングには2種類の施工方法があり、状況や劣化状態に応じて使い分けられます。

1. 増し打ち

既存のコーキングの上から新しいコーキング材を充填する方法です。施工費用を抑えられるメリットがありますが、耐久性が劣るため、基本的にはあまり採用されません。

2. 打ち替え

既存のコーキングを撤去してから新しいコーキング材を充填する方法です。耐久性が高く、基本的にはこちらの方法が選ばれます。

注意点

  • 増し打ちは手抜き工事ではない
     サッシの形状や外壁を傷つけるリスクがある場合など、既存のコーキングを撤去できない場合に増し打ちが採用されることがあります。この場合は適切な施工方法であり、手抜き工事ではありません。

コーキング工事で注意すべきポイント

  1. 業者の説明を確認
     どの部分にどの方法で施工するのか、業者から詳しい説明を受けましょう。

  2. 使用するコーキング材を確認
     コーキング材にも種類があり、適切なものを使用しないと寿命が短くなってしまいます。

  3. 劣化状況を把握する
     コーキングの状態は外壁の耐久性にも影響します。気になる点があれば業者に相談し、適切な対応を求めましょう。

最後に

コーキングは目立たない部分ですが、外壁や住宅全体を守る重要な役割を担っています。正しい施工を行うためにも、コーキングの基礎知識を持ち、業者としっかり話し合いながら工事を進めていきましょう。

適切なメンテナンスで、住まいの寿命を延ばし、快適な生活環境を保ちましょう。

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