「壁のスキマ、これって放っておいたらマズいですか?」
先日、朝倉郡筑前町山隈にお住まいのO様邸へ、外壁のご相談でお伺いしました。
築13年の二階建て住宅で、外観はまだキレイに見えるのですが、O様ご夫妻が気にされていたのが「コーキングのひび割れ」でした。
「このスキマ、なんだか最近広がってきた気がして…雨漏りとか大丈夫でしょうか?」
これは、お住まいの方にとって本当に気になるポイントですよね。外壁の目地に打たれている「コーキング(シーリング)」は、建物の揺れや温度変化に対応する大切な役割を持っています。でも、経年劣化で固くなり、割れたり剥がれたりしてくると…そこから雨水が侵入する恐れがあるんです。
実際にコーキングの状態を確認しました!
さっそく脚立を立てて、目地の状態を細かくチェック。
やはり…ところどころでコーキングが痩せてしまい、ひび割れや隙間が目立ち始めていました。特に日当たりの良い南側では、紫外線による劣化が進んでいました。
「O様、この状態ですと、コーキングの打ち替えをおすすめします。中に雨が入ってしまうと、下地材を傷めてしまう可能性もあるんです」
「やっぱりそうですか…。でも、塗装だけじゃダメなんですか?」
「いい質問ですね!塗装だけではこの“割れたコーキング”を補修できません。逆に、その上から塗ってもまたすぐに割れてしまうんです。ですので、古くなったコーキングを一度しっかり撤去して、新しく打ち直す“打ち替え”が必要なんです」
コーキング工事って、どんな流れ?
ここで、O様にも実際の作業の流れをお話しました。
「まず、今ある古いコーキングを全部きれいに剥がします。そのあと専用のプライマー(接着剤のようなもの)を塗ってから、新しいコーキング材を打ち込んでいきます」
「へぇ~、そんなにちゃんとやるんですね!てっきり、上からチョイチョイって塗るだけかと思ってました(笑)」
「いえいえ、そこはしっかりやらないと、せっかくの補修が台無しになっちゃいますからね!私たち職人は“見えない部分”こそ丁寧にやるのが信条なんです」
お住まいの寿命を延ばす、大事なポイントです!
コーキングの劣化は、一見すると小さな問題のように見えますが、建物にとっては大きなダメージの入り口になります。
特に最近は、外壁材にサイディングボードを使っているお宅が多く、この“目地”のコーキングのメンテナンスが欠かせません。
「なるほど、外壁塗装だけじゃなくて、こういうところもしっかり見ておかないといけないんですね」
「はい、まさにそこなんです!今回のタイミングでしっかりコーキングも直しておけば、また10年以上安心して住めますよ」
この日は現場調査の後、見積もりとあわせて、実際に使用するコーキング材や工法についてもご説明。
O様ご夫妻も、「これで安心できる!」とホッとされていました。
外壁やコーキングの劣化に気づいたら、できるだけ早めの対応がおすすめです!
朝倉郡筑前町や近隣地域で、外壁のちょっとした気になるスキマや劣化がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
現場経験豊富な職人の目で、しっかり点検・ご提案させていただきます!