
先日、太宰府市観世音寺にお住まいのK様から「うちはかなり古い家なんですが、今から外壁塗装をする意味ってあるんでしょうか?」とご相談をいただきました。
長く住まれているお家ほど、塗装をするべきか迷われる方は多いんですよね。
「築40年以上になるんです。父が建てた家なんですが、今は私たちが住んでいて。大きな不具合はないんですけど、最近外壁の色あせや細かいひび割れが気になるようになってきて」
「40年以上ですか。長く大事に住まれているお家なんですね」
「子どもの頃から住んでいる家なので愛着もあるんです。ただ最近は新しい家も増えていますし、うちみたいな家に今さらお金をかける意味があるのかなって考えてしまうこともあって」
「そのお気持ちはよく分かりますよ。実際に同じようなお話をいただくことも多いですからね」
「建て替えた方がいいのかなとか、でも父が建てた家だから残したいなとか、色々考えるんです」
「そうなりますよね。でも今も普通に生活できていて、これからも住み続けたいというお気持ちがあるなら、まずは今のお家の状態を知ることが大切だと思うんですよ」
築年数が経ったお住まいになると、「古い家だから仕方ない」と考えてしまう方も少なくありません。しかし実際には、定期的に手を入れながら長く住まれているお家もたくさんあります。大切なのは築年数だけで判断するのではなく、今どんな状態なのかを確認することなんですよね。
「確かに最近は古民家を直して住んでいる人もいますもんね」
「そうなんですよ。昔のお家だから価値がないということは全然ないんです」
昔の家と今の家で外壁塗装の考え方は違うのか
「最近の家は外壁材も良くなっているって聞きます。うちは昔ながらのモルタル壁なんですけど、その辺りも関係するんですか?」
「関係しますね。使われている材料は時代によって違いますから」
「やっぱりそうなんですね」
「でも外壁を守るという考え方は今も昔も変わらないんですよ」
外壁は毎日雨や紫外線を受けています。どんな外壁材でも表面の塗膜が傷んでくると、防水性が少しずつ低下していきます。昔のモルタル壁も例外ではなく、塗装によって保護してあげることが大切なんです。
「そう言われると、前回いつ塗装したかも曖昧なんですよね」
「それだけ長く住まれている証拠でもありますよね」
「細かいひび割れもあるんですけど、これくらいなら大丈夫かなと思って放置していました」
「小さいひび割れだからすぐ危険というわけではないんです。でも今のうちなら対応しやすいことも多いんですよ」
「もっと傷んでから考えればいいと思っていました」
「そう思われる方は多いです。でも外壁って大きな症状が出る前に対応した方が、お家への負担も少なくて済むんですよね」
外壁だけではなく建物全体を見ることが大切
「外壁塗装をするなら、やっぱり外壁だけ見ればいいんですか?」
「実はそこも大事なところなんですよ」
「というと?」
「築40年以上のお家になると、外壁以外も一緒に確認したいんです」
長く住まれているお住まいでは、雨樋や軒天、木部、雨戸なども少しずつ傷みが出てきます。そのため外壁だけを見るのではなく、建物全体を確認することが大切なんですよね。
「そう言われると雨樋も色あせていますし、木の部分も昔より傷んでいる気がします」
「ありますよね。お家って外壁だけで成り立っているわけじゃないですからね」
「確かに普段は気にしていませんでした」
「せっかく足場を組むなら、その機会に全体を見ておく方が安心なんですよ」
外壁塗装を考える時は、住まい全体の健康診断のような感覚で見ることも大切です。部分的に見るよりも、これから先のメンテナンス計画が立てやすくなるんですよね。
「父が建てた家なので、できればまだまだ住みたいんです」
「そのお気持ちは本当に大切だと思います。だからこそ今の状態を知ることから始めたいですよね」
昔の家の外壁塗装を考えるときの専門家の考え方
築40年以上のお住まいになると、「今さら塗装して意味があるのだろうか」と感じる方もいらっしゃいます。しかし、これからも住み続ける予定があるのであれば、外壁塗装は十分に価値のあるメンテナンスです。
外壁塗装は見た目をきれいにするだけではありません。雨や紫外線から建物を守り、外壁材の傷みを抑える役割があります。特に昔ながらのモルタル壁は塗膜による保護が重要になるため、色あせやひび割れが気になり始めたら一度状態を確認しておきたいところです。
また、築年数が経ったお住まいでは外壁だけではなく、雨樋や軒天、木部など周辺部分も一緒に確認することが大切です。建物全体を見ながら必要なメンテナンスを行うことで、結果として住まいを長持ちさせることにつながります。
私たち職人の立場からすると、長く住み継がれてきたお家には新築にはない魅力があります。ご家族の思い出が詰まった住まいだからこそ、単に古い家として考えるのではなく、これから先も安心して暮らせる状態を維持していきたいんですよね。
小郡市、筑紫野市、太宰府市、大野城市、福岡市東区、福岡市早良区で築年数が経ったお住まいの外壁についてお悩みの方は、「古いから仕方ない」と考える前に一度状態を確認してみてください。今のお住まいに合ったメンテナンスを行うことで、これから先も長く安心して暮らせる住まいにつながります。











