外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント

外壁塗装のクレーム対応:正しく伝えるためのポイントと注意点

小郡市三国が丘のK様邸での外壁塗装工事2日目のこと。ちょうど中塗り作業が終わった頃、昼過ぎに奥様からそっと声をかけられました。

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「すみません、ちょっと気になることがあって…。ここ、塗り残しじゃないかって思うんです」

「あ、こちらですね。実はこれは中塗りの状態なので、まだ上塗りをしていないんですよ。仕上げ前なので、まだムラがあるように見えるかもしれません」

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「ああ、そういうことなんですね…。ちょっと言いにくくて、でも気になって…」

「お気持ち、よくわかります。言いづらいことでも、気になることはいつでも遠慮なくおっしゃってください。見落しがあってはいけませんし私たちも助かります」

こんなふうに、実際の現場では“これ、伝えていいのかな…”と不安に感じながらも声をかけてくださるお客様が少なくありません。外壁塗装は人生で何度もある工事ではありませんし、専門的な工程も多いので不安が出るのは当然です。

ただ、「言わずに我慢してしまう」のは一番良くないパターン。実際にそのまま放置してしまい、後になって「やっぱり違和感がある」と気づいても、補修が難しくなってしまうこともあります。

業者とのすれ違いを防ぐには、早めの確認が大切

筑紫野市紫の現場でも、似たようなケースがありました。こちらのF様は、仕上がった外壁の色味が思っていたよりも明るく感じたようで、お引き渡し直前に私を呼び止めてこうおっしゃいました。

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「色見本ではもう少し落ち着いたグレーだった気がするんですけど…塗ってみたらけっこう明るいですね」

「たしかに日光の下では、特に白やグレー系はワントーン明るく見えがちです。室内で見る色見本と、実際に外壁に塗ったときとでは印象が変わることもあります」

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「これは…塗り直しってできますか?」

「できますが、今回はご契約時にこの色でご了承いただいているので、やり直しとなると追加費用がかかってしまいます。どうしても納得がいかない場合は、部分的な塗り替えなどもご提案できますよ」

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「そっか…。事前にもっとしっかり確認しておくべきでしたね」

こういったケースも“クレーム”と受け取られることが多いのですが、実際はコミュニケーションのズレによって起こるもので、早めに相談してもらえれば解決できることも多いのです。

クレームと感じず、相談するスタンスで

私たち施工側から見ていても、お客様が「言いにくそうに」しているときこそ本音が隠れていることがあります。

「もし作業中に“ちょっとこれはどうなんだろう”と思うことがあれば、すぐに教えてくださいね」

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「でも、あんまり細かく言いすぎると、嫌がられるんじゃないかと思って…」

「いえいえ、むしろ言っていただける方がありがたいです。その場で直せることも多いですし、完成後に言われるより、よほどスムーズに対応できますから」

実際、施工中の塗りムラ、塗料の飛散、養生の不備などは“その場で指摘”が一番です。

例えば、以前あった例では、養生テープが観葉植物の葉に長くかかっていたせいで、日光を遮断して葉が枯れてしまったということもありました。その時も、お客様が2日目に声をかけてくださったことで、すぐに対処できました。

職人への直接の注意が不安なときは…

たとえば、私たちが以前お客様から聞いた別の塗装業者さんの事例では、こんなケースがありました。

大野城市南ヶ丘にお住まいの方が、ある会社に外壁塗装を依頼された際のお話です。

「ちょっと困ったんですけど…朝、作業が始まる前に職人さんがうちの玄関前でタバコ吸ってたんです。灰皿を持ってきてたけど、やっぱり気分は良くなかったですね」

このように、職人さんのマナーに関することは、なかなかご本人には言い出しづらいというお声をよく聞きます。たとえ悪気がない行動でも、施主様にとっては「えっ」と感じてしまう瞬間はあります。

こうしたときは、無理に直接言おうとせず、現場の責任者や営業担当など、窓口になっているスタッフに伝えるのが一番です。第三者を通すことで、気まずさも少なく、きちんとした形で対応してもらえます。

実際、マナーや言動についての問題は「注意すればすぐ直る」ことが多いです。遠慮せず、小さなことでも早めに伝えることで、現場全体の雰囲気も改善されていきます。

無理な要求ではなく、誠実なお願いを

一方で、「これはクレームとして通らない」というご相談もまれにあります。例えば、施工後に「もう少し色を暗くしたい」と無料でやり直しを求めたり、「近所から音がうるさいと言われたから工期を短縮してくれ」といった無理なご要望です。

「気になる点を伝えるのは大歓迎ですが、施工後に“やっぱりこの色じゃなかった”と言われても、契約内容通りに工事していれば、そのままということになります」

外壁塗装でトラブル?クレームを上手に伝えて失敗を防ぐための実践ポイント「たしかに、こちらで選んだ色ですもんね…納得してお願いしないといけませんね」

誠実な施工には、誠実なコミュニケーションが必要です。無理な要求ではなく、「困っていることを正直に相談する」ことが、最も工事を良いものにする近道だと、私たちは思っています。

福岡市東区・太宰府市・筑紫野市・小郡市・大野城市周辺で外壁塗装や屋根リフォームをご検討の方は、ぜひ一度ハウジングコートにご相談ください。
施工だけでなく、工事中のちょっとした不安や疑問も、話しやすい対応を心がけています。
見積もり・現地調査は無料、お電話・メールどちらでも歓迎です。どうぞお気軽にお声かけください。

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