
先日、春日市春日にお住まいのH様より、「前回の塗装からかなり年数が経っていて、昔の金額は覚えているのですが、今の相場が全然分からなくて」というご相談をいただきました。
外壁塗装や屋根塗装は、何度も経験する工事ではありません。前回の金額を覚えていても、年数が経つと材料費や施工内容も変わるので、「これくらいかかるものなのかな」と迷いやすいですよね。
「前に塗装したときの金額は、なんとなく覚えてるんです。でも、もう二十年以上前なので、今と比べていいのか分からなくて。」
「それは迷いますよね。二十年以上経つと、塗料の種類も増えていますし、工事にかかる費用の考え方も変わってきています。」
「やっぱり、昔の金額を基準にするとズレますか?」
「ズレることはありますね。もちろん参考にはなりますけど、今の外壁や屋根の状態、使う塗料、補修の量で金額は変わります。」
塗装工事の費用は、前回の金額だけでは判断しにくいものです。同じ家でも、前回からの劣化状況や使用する塗料によって必要な工事内容が変わります。
「家全体の色あせも気になりますし、ひびも少し出てきているんですよ。」
「そうですね。色あせだけなら塗装のタイミングとして見ますし、ひびがある場合は補修も考えます。塗る前の状態で、見積もりの内容も変わってきますね。」
「ただ塗るだけじゃなくて、傷んでいるところを直す費用も入るんですね。」
「そうなんです。そこを抜いて安く見せることもできてしまいますけど、後のことを考えると、必要な補修はきちんと見ておきたいところです。」
坪数だけでは正確な塗装費用は出しにくい
「広告で、何坪いくら、みたいなのを見ることがあります。ああいう金額は目安になるんですか?」
「目安にはなります。ただ、その金額がそのままH様のお家に当てはまるかというと、そこは別ですね。」
「やっぱり違うんですね。同じくらいの大きさなら近いのかなと思ってました。」
「気持ちは分かります。坪数で見るとイメージしやすいんですけど、塗装では実際に塗る面積が大事なんです。」
外壁塗装では、建物の床面積よりも、実際に塗る外壁や屋根の面積が金額に関わります。窓の数、建物の高さ、外壁の形によって、同じ坪数でも塗装面積は変わります。
「同じ坪数でも、窓が多い家と少ない家では違うんですか?」
「違いますね。窓が多いと塗らない部分が増えますし、外壁の形が複雑だと作業の手間も変わります。」
「なるほど。坪数だけではざっくりしか分からないんですね。」
「そうですね。正確に見るなら、図面や現地調査で平米数を出していく必要があります。」
平米数は、実際に塗装する面積のことです。塗料の量や職人の作業量に関わるため、見積もりでは大切な基準になります。
「じゃあ、広告の金額より見積もりが高くなることもありますよね。」
「あります。広告はあくまで条件をそろえた目安の金額なので、実際の家を見たら補修が必要だったり、屋根の面積が大きかったりして変わることがあります。」
「それなら、金額が違う理由を聞いた方がよさそうですね。」
「はい。そこは遠慮なく聞いて大丈夫です。なぜこの金額になるのか、面積なのか、塗料なのか、補修なのか。そこが分かると納得しやすいですよ。」
金額差は材料・補修・施工内容で変わってくる
「見積もりって、業者さんによって金額が違いますよね。あれは何が違うんですか?」
「大きいところで言うと、使う塗料、下地処理、工事の範囲、職人の手間ですね。同じ外壁塗装でも、中身が違うことがあります。」
「安い見積もりを見ると、正直そっちが気になります。」
「そうですよね。金額は大事ですし、安い方が助かるのは当然です。ただ、何が安くなっているのかは見ておきたいですね。」
安い見積もりがすべて悪いわけではありません。大切なのは、金額が抑えられている理由が分かるかどうかです。
「材料が違うと、やっぱり金額も変わりますか?」
「変わります。塗料のグレードで金額は変わりますし、期待できる持ちも変わってきます。」
「補修が多いと、その分も上がるんですよね。」
「そうですね。ひび割れや傷みが多い場合は、塗る前の作業が増えます。そこをきちんと入れている見積もりと、あまり見ていない見積もりでは差が出ます。」
下地処理は、塗装前に外壁や屋根の状態を整える作業です。完成後には見えにくい部分ですが、仕上がりや持ちに大きく関わります。
「高い見積もりは、良い材料や補修が入っているから高い場合もあるんですね。」
「そういうこともあります。もちろん高ければ必ず良いとは言い切れませんが、安い高いだけで判断するより、中身を見た方が安心です。」
「見積もりを見るときは、合計金額だけじゃなくて、何にいくらかかっているかを見る感じですね。」
「まさにそこです。塗料名、塗る範囲、補修内容、足場、洗浄、付帯部まで入っているか。そのあたりを見ていくと比べやすくなります。」
「説明を聞かないと、金額だけでは分からないですね。」
「そうなんですよ。だから見積もりは、出して終わりではなくて、内容を一緒に確認する時間が大事なんです。」
塗装費用は金額だけでなく内容まで見て判断する
外壁・屋根塗装の費用は、家の大きさだけで決まるものではありません。坪数は分かりやすい目安になりますが、実際には塗装する平米数、窓の数、建物の形、屋根の面積、外壁や屋根の傷み具合によって金額が変わります。
二十年以上前の塗装費用を覚えていても、現在の相場とそのまま比べるのは難しい部分があります。塗料の種類、材料費、施工方法、補修内容も変わっているため、今の建物の状態に合わせて見積もりを見ることが大切です。
見積もりの金額差には理由があります。塗料のグレード、下地処理の内容、ひび割れ補修、屋根や付帯部の範囲、職人の作業量などが金額に反映されます。安い見積もりが必ず悪いわけではありませんが、必要な作業が省かれていないか、材料や工程がはっきり書かれているかは確認しておきたいところです。
外壁塗装は、価格だけで選ぶと後から不安が残ることがあります。逆に、高いから必ず安心とも限りません。大切なのは、なぜその金額になるのかを説明してもらい、工事内容に納得できるかどうかです。見積もりの合計金額だけでなく、塗料、補修、施工範囲、工事後の対応まで見て判断すると、後悔しにくくなります。
春日市春日をはじめ、福岡市、太宰府市、小郡市、大野城市、筑紫野市、朝倉郡で外壁・屋根塗装を検討されている方は、昔の金額や広告の坪数表示だけで判断せず、今のお住まいの状態に合った見積もり内容を確認してみてください。











