外壁塗装の相談をする際、「コーキングが割れている」「屋根の一部が欠けてコケがひどい」といった具体的な症状を話される方もいれば、「見た目では分からない」「素人だからどこが悪いのか分からない」という理由で相談される方も多くいらっしゃいます。
外壁塗装は専門性が高く、頻繁に関わる工事ではないため、何を確認すればよいのか分からず不安を抱えるのも当然です。この記事では、業者に相談する前にチェックしておくべきポイントや、相談時に気を付けたいことを解説します。
業者に相談する際のポイント
外壁塗装を成功させるには、お客様が気になる箇所を事前に伝えることが重要です。
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気になる部分がある場合
業者はその症状を優先して解決できる提案をしてくれるため、仕上がりに対する満足度が高まります。 -
特に気になる部分がない場合
業者は総合的に外壁の状態をチェックし、必要な工事を提案します。ただし、お客様が具体的な症状を伝える場合に比べ、仕上がりへの「こだわり」は少なくなる可能性があります。
どちらの場合でも問題なく工事は進められますが、満足度を高めるために、自分で簡単にチェックできるポイントを確認しておくと良いでしょう。
自分で確認しておきたい外壁のポイント
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窓枠やビス周り(サイディングボードの場合)
- 窓枠の隅やボードを固定しているビス周りは劣化が目立ちやすい部分です。
- ひび割れや隙間が見られる場合は、早めの補修が必要です。
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モルタル外壁のひび割れ
- モルタル外壁はひび割れが発生しやすく、放置すると隙間から水分が侵入して建物内部にダメージを与える可能性があります。
- 表面にひびがないか確認しましょう。
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軒天(屋根裏部分)
- 屋根の裏部分にあたる軒天は、湿気が溜まりやすくカビや黒ずみ、水染みが発生しやすい箇所です。
- 状態によっては張り替えが必要になることもあります。
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樋(とい)
- 樋は屋根からの雨水を排水する役割がありますが、詰まりや割れが発生している場合、正常に排水されず建物にダメージを与えることがあります。
- 清掃や補修が必要な状態であれば業者に伝えましょう。
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屋根の状態(見える範囲で)
- 二階の窓から一階の屋根が見える場合、屋根のひび割れやコケの繁殖、色褪せなどを確認しましょう。
- 特に屋根は紫外線を直接受けるため、外壁以上に劣化が進みやすい部分です。
業者に伝えると良い情報
- 気になる症状や箇所(例:ひび割れ、コケ、色褪せ)
- お住まいの建築時期やこれまでの塗装履歴
- 過去に補修や工事を行った箇所(あれば)
業者に情報を伝えることで、より的確な診断と提案を受けられます。
まとめ
外壁塗装を相談する際、事前に確認すべきポイントを把握しておくだけで、工事の満足度が格段に上がります。気になる部分が分からなくても、業者が現場調査を行い、必要な工事を提案してくれるので安心です。
しかし、ひび割れやコケ、色褪せなど目につく箇所があれば、それを伝えることで重点的に対応してもらうことが可能です。お住まいの健康を守るため、気になる部分を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
外壁塗装についてのご相談や現場調査のご依頼は、ぜひお気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが丁寧に対応させていただきます。