2月半ばになり、気温が徐々に上がると塗装工事に最適な季節が近づいてきます。外壁塗装を考えるきっかけとして「最近営業の人が来たから」という声をよく聞きます。営業訪問が頻繁になると、「外壁塗装をすぐにしなければいけないのでは」と不安になる方も多いでしょう。今回は外壁塗装の営業について詳しくお話しします。
頻繁な営業訪問に不安を感じる理由
お住まいの地域によっては、塗装の営業が週に1回程度訪れることもあります。営業が何度も訪れると、つい「外壁に何か問題があるのでは?」と心配になってしまいます。
しかし、多くの方は訪問販売業者には依頼したくないと考えています。理由としては以下の点が挙げられます。
- 会社の所在地が不明
- 安さだけを強調する営業手法
- 施工品質への不安
訪問販売業者の営業トークに要注意
外壁塗装を初めて検討する場合、相場が分からず安さに引かれてしまう方も多いです。以下のような営業トークには注意しましょう。
- 「今ならキャンペーン価格で格安です」
- 「すぐに工事をしないと家が傷んでしまいます」
これらのトークは不安を煽る典型的な手法です。冷静に考えてみると、すぐに外壁塗装が必要なケースはほとんどありません。
安すぎる見積もりのリスクとは
塗装工事は安くしようと思えばいくらでもコストを削減できます。しかし、その分のリスクも増えます。
代表的な手抜き工事の例
- 塗料の薄めすぎ: 必要以上に薄めて広く塗ることで缶数を減らす。
- 工程の省略: 下地処理や補修を行わずに施工を進める。
- 乾燥時間の短縮: 塗装間の乾燥時間を守らず重ね塗りを行う。
このような工事は数年後に不具合が現れやすくなります。工事直後は見た目がきれいでも、耐久性に問題が生じるため要注意です。
悪質な手口にも警戒が必要
訪問販売業者の中には、わざと屋根や外壁を傷つけて修理を迫るケースもあります。以下のような手口には十分注意しましょう。
- 屋根に登らせない: 業者を屋根に登らせると、わざと板金や瓦を破損させるリスクがあります。
- 写真を使った詐欺: 偽の被害状況の写真を見せて修理を促す手口も多いです。
訪問販売業者すべてが悪いわけではない
訪問販売業者すべてが悪質とは限りません。中には施工品質が高く、真摯に対応する業者もいます。ただし、そうした優良な業者を見つけるのは困難です。
地元の塗装業者を選ぶメリット
万が一のトラブル時には、地元の塗装業者ならすぐに対応してもらえるため安心です。以下の点を重視して選びましょう。
- 会社の所在地が明確であること
- 施工実績が豊富であること
- 見積もり内容が丁寧で分かりやすいこと
見積もりは複数業者に依頼するのがベスト
営業を受けた場合でも、すぐに契約せず以下の手順を守りましょう。
- 複数の業者に見積もりを依頼する。
- 価格だけでなく施工内容も比較する。
- 納得いくまで質問し、分からない点を解消する。
冷静に業者を比較し、安心して工事を依頼できる塗装業者を見つけましょう。
外壁塗装は住まいの美観や耐久性に直結する重要な工事です。訪問販売の営業トークに惑わされず、信頼できる業者を選んで理想の住まいを実現してください。