「外壁はキレイにしたいけど、軒天って塗る必要あるんですか？」
大野城市白木原にお住まいのK様から、こんなご相談をいただきました。ご自宅の築年数は22年。外壁の色褪せやチョーキングが気になり、外壁塗装を検討中とのことでした。
「塗装のご相談ありがとうございます。ちなみに、軒天の状態は気になりませんか？」
「軒天…？あの屋根の下の部分ですよね？言われてみれば、あまり見たことがなかったかも…」
多くの方がK様のように、外壁や屋根の塗装には関心がある一方で、軒天については気づかない、もしくは業者から指摘されて初めて意識することがほとんどです。ですがこの“見えにくい場所”こそ、お住まい全体の健康状態に関わる重要なポイントです。
軒天の劣化は見逃しがち。カビや黒ずみが出ていませんか？
「実は、軒天って湿気がこもりやすい場所なんです。放っておくと黒ずみやカビが広がったり、最悪腐食が起きたりするんですよ」
「えっ…じゃあ外壁だけきれいにしても、そこが傷んでいたら意味ないですよね？」
「はい。実際に、軒天の剥がれや浮きが原因で雨水が入り込み、外壁や構造部にダメージが及ぶケースも少なくありません」
湿度の高い地域や、軒の出幅が短い住宅では特に注意が必要です。実際、K様邸でも軒天の一部に黒ずみが出ており、軽度ながら塗膜の剥がれも見られました。
「この状態なら、塗装でしっかり防湿・防カビ対策できますよ。今のうちにメンテナンスすれば、長く安心できます」
色選びひとつで印象も快適さも変わる軒天塗装
「ちなみに、軒天の色ってどうするんですか？今は白っぽいですが、黒にしてみるのもおしゃれかなと思って…」
「おしゃれな選択ですね。ただ、軒天を濃い色に変えると、日中でも暗く感じることがあるので注意が必要です」
軒天の色は、外観全体の印象を大きく左右します。白系は明るく開放感のある印象に、こげ茶や黒は重厚感や落ち着いた雰囲気を演出します。ただし、日光を反射しづらくなるため、採光に影響が出る場合もあります。
「K様邸のように、窓が多く光が入りやすいお家なら、少しトーンを落としたグレー系もバランスが取れていいかもしれません」
「なるほど…やっぱり色選びも家全体のデザインとのバランスが大事なんですね」
外壁用塗料をそのまま軒天に使うのはNG？
「じゃあ、塗料は外壁と同じものでいいんですか？」
「実は軒天には専用の塗料が必要なんです。外壁と同じ塗料を使うと、剥がれや浮きの原因になるんですよ」
軒天は、雨に直接当たらない分だけ乾燥しづらく、湿気がたまりやすい環境にあります。だからこそ、透湿性や防カビ・防藻性のある塗料を使うことで、長持ちする塗膜をつくることができます。
「以前、別の業者さんで外壁用の塗料を使ってしまって、数年で塗膜が剥がれたというご相談もありました。軒天の塗料選びは意外と重要なんですよ」
「そんな落とし穴があるとは…適材適所って、本当に大切ですね」
見積もりで“軒天塗装”が抜けていないかチェックを
「それにしても、前にもらった見積もりには“軒天”って書いてなかったような…」
「実はそれ、けっこうよくあるんです。“付帯部”っていう名前で一括りにされてしまうこともあって…」
外壁塗装の見積もりには、細かい項目が並んでいることが多く、特に付帯部塗装の内容が曖昧なことがあります。「一式」表記ばかりだと、どこまで塗るのかが不透明です。
「ハウジングコートでは、軒天も雨樋も破風板も、それぞれの塗装箇所を分かりやすく記載しています。ご不明点があれば、遠慮なくお尋ねくださいね」
「そういう対応なら安心できます。工事後に“ここは塗ってない”とか、そういうトラブルは絶対避けたいですから」
“目立たない場所”こそ、丁寧に手をかける価値がある
軒天は視界に入りにくく、見た目の印象には直接関わらないと思われがちですが、実際には家全体の耐久性や快適性に大きく影響します。だからこそ、外壁塗装と同時にしっかりメンテナンスしておくことが大切です。
「軒天のことまで意識されている方は少ないので、K様のようにご相談いただけると、私たちも非常にやりがいを感じます」
「今日は本当にいろいろ教えていただいて、安心してお任せできそうです。今のうちにちゃんとやっておこうと思います」
外壁塗装をご検討中の方で、「軒天はこのままでいいのかな？」「見積もりに含まれてるのか分からない」といったお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
福岡県大野城市・太宰府市・筑紫野市・春日市・小郡市エリアで、信頼できる外壁塗装・屋根塗装・防水工事をお探しの方は、私たちハウジングコートにお任せください。
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