
先日、筑紫野市美しが丘にお住まいのH様より、「玄関まわりの壁を触ると白い粉が付くんですけど、そろそろ塗り替えた方がいいんでしょうか」というご相談をいただきました。
外壁の変化には気づいていても、それが塗り替えを考える状態なのかは判断しにくいものです。色あせや汚れも少しずつ進むため、毎日見ていると変化が分かりにくいことがあります。
「前から少し白っぽくなったとは思ってたんです。最近、玄関の壁に手が当たったら粉みたいなのが付いて。それでちょっと気になり始めました。」
「この白い粉はチョーキングですね。表面の塗膜が劣化してくると出ることがあります。」
「汚れが付いてるだけかと思ってました。玄関なので毎日見てるんですけど、いつからこうなったのか全然分からなくて。」
「急にこうなるわけじゃないですからね。色あせも出ていますし、ほかの面も一緒に確認しておきましょう。」
チョーキングは、塗膜が紫外線などの影響を受けて劣化したときに見られる症状です。白い外壁だけでなく、色の付いた外壁でも表面に粉が出ることがあります。
「北側は玄関より汚れてる気がするんですよ。洗ってもまた緑っぽくなってくるので、そこも前から気になってました。」
「北側は日が当たりにくいので、苔が付きやすくなってますね。反対に南側は色あせの方が出ています。」
「同じ家でもこんなに違うんですね。私は全部同じように古くなっていくものだと思ってました。」
「日当たりや湿気で変わりますよ。道路側はまた違って、黒っぽい汚れが付きやすいですしね。」
外壁は方角や周囲の環境によって傷み方が変わります。北側には苔、日当たりの良い面には色あせ、道路側には黒ずみが目立つなど、一棟の中でも状態は同じではありません。
ツヤの強さで外壁の見え方はかなり変わる
「塗り替えるなら、今よりきれいな感じにはしたいです。ただ、あんまりピカピカするのは好きじゃないんですよ。新しく見えるのはいいんですけど、光りすぎるのはちょっと違うかなって。」
「仕上がりのツヤですね。そこは塗料を決めるときに調整できますよ。」
「ツヤがあるかないかだけだと思ってました。途中くらいも選べるんですか?」
「ツヤ有りだけじゃなくて、7分ツヤ、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤなしと段階があります。少し光沢を残す仕上げもできますよ。」
ツヤは強いか弱いかの二択ではありません。塗料によって選べる範囲は異なりますが、光沢を抑えながら仕上げる方法もあります。
「今の家はそんなに光ってないので、急にピカピカになると雰囲気が変わりそうですね。玄関まわりは特に毎日見るので、そこは気になります。」
「H様は今の落ち着いた感じは残したいんですね。」
「そうですね。ただ、せっかく塗り替えるので、古く見える感じはなくしたいです。家族はそこまでツヤを気にしてないんですけど、私は玄関側をよく見るので。」
「じゃあ、ツヤなしに決めてしまうんじゃなくて、少しツヤを残した仕上がりも見た方がよさそうですね。」
「実際に見ると印象が違いそうですね。言葉だけだと5分って言われても全然想像できないです。」
ツヤの感じ方は、人によってかなり違います。光沢をきれいと感じる方もいれば、もう少し落ち着いた外観を好む方もいます。
「道路側の汚れは気になってましたか?」
「そこは結構気になります。雨のあとにきれいになる感じでもなくて、いつの間にか黒っぽくなってるんですよ。」
「ツヤを残した塗膜は表面が比較的滑らかなので、汚れが付きにくいという良さがあります。見た目だけじゃなくて、そういう違いもありますよ。」
「それなら見た目だけで決めるのも違いますね。落ち着いた感じは好きですけど、汚れが付きやすいのも困るので、その辺は悩みます。」
ツヤの違いはサンプルで実際の見え方を確認する
「ツヤがある方が汚れに強いなら、やっぱりそっちの方が長持ちしやすいんですか?」
「ツヤ有りは塗膜本来の性能を出しやすくて、汚れも付きにくい傾向があります。ただ、H様が毎日見て気になるほど光ってしまったら、それも違いますよね。」
「長持ちする方がいいのはもちろんです。でも玄関だけ妙にテカテカして見えるのは避けたいですね。せっかく塗るなら、見たときに自分たちがしっくりくる方がいいです。」
「だったら数字だけで決めない方がいいですよ。実際の塗板で光の当たり方を見てから決めましょう。」
ツヤはカタログや写真だけでは判断しにくい部分です。屋外では太陽光の当たり方によって、室内で見るより光沢が強く見えたり弱く見えたりします。
「色見本だけじゃなくて、ツヤも実物で見られるんですか?」
「見られますよ。色とツヤは一緒に見た方がいいです。同じ色でもツヤが変わると印象が違いますから。」
「それなら家族にも見てもらいたいです。私は落ち着いた感じが好きですけど、家族は少しくらい光ってた方がきれいに見えるって言うかもしれないので。」
「みんなで比べてもらった方が決めやすいですね。玄関から見たときと庭側で見たときでも感じ方が違うので、家全体の雰囲気も考えましょう。」
同じ色でも、ツヤが強いと色がはっきり見えやすく、ツヤを抑えると落ち着いた印象になります。色だけ決めてからツヤを考えるより、両方を合わせて確認した方が完成後を想像しやすくなります。
「庭側は植木もあるので、あまり光らない方が今の感じには合いそうです。でも面によって全部違う仕上がりになるのも変ですよね。」
「そこは家全体で見たときのまとまりも考えます。部分ごとに変える方法もありますけど、できるからといって全部変える必要はないですよ。」
「私は玄関と道路から見えるところが自然に見えれば、それが一番です。汚れにくさも欲しいので、その間くらいを見てみたいです。」
「それならツヤ有りとツヤなしだけじゃなくて、中間のツヤも比べましょう。その中でH様のお家に合うところを探せばいいですよ。」
外壁のツヤは見た目と住まいの環境を合わせて決める
外壁塗装のツヤは、見た目の好みだけで決めるものではありません。ツヤを残した仕上げには、表面が滑らかで汚れが付きにくいという特徴があります。ツヤを抑えると、光沢が少なく落ち着いた外観に仕上げやすくなります。
住宅によっても考え方は変わります。北側に苔が付きやすい家、道路沿いで黒ずみが目立つ家、日当たりの良い面だけ色あせが進んでいる家など、外壁が置かれている環境はさまざまです。現地調査では劣化状態だけでなく、普段どの汚れが気になっているのかも伝えておくと仕上げを考えやすくなります。
ツヤ有り、7分ツヤ、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤなしでは、同じ色でも外から見た印象が変わります。名称だけでは違いを想像しにくいため、塗板などの実物を確認しながら選ぶ方が完成後のずれを減らせます。
塗料の性能だけで決めるのではなく、「今の落ち着いた外観は残したい」「汚れはなるべく目立ちにくくしたい」「玄関まわりはきれいに見せたい」など、自分たちが住まいをどう見せたいのかを伝えることも仕上がりを決める材料になります。
筑紫野市美しが丘をはじめ、太宰府市や大野城市、小郡市、春日市、福岡市、朝倉郡周辺で外壁塗装を考えている方も、色だけでなくツヤまで実物で確認してみてください。外壁の状態や周囲の環境、普段気になっている汚れまで含めて考えると、自分たちの住まいに合う仕上がりを選びやすくなります。











