「あの、ちょっと相談なんですが…家の外壁を黒にしたいと思ってるんですけど、変ですかね?」
「黒、いいと思いますよ。最近はスタイリッシュで人気のある色ですし、うまく使えばすごく映えます。ただ、選び方を間違えると、目立ちすぎてしまうこともあるので少し注意が必要ですね」
福岡県太宰府市国分で築14年になる戸建てにお住まいのI様からのご相談でした。今回が初めての外壁塗装とのことで、「せっかくなら思い切った色にしてみたい」というお気持ちがあったそうです。
「近所の家は白とかクリームばかりなんですよ。うちだけ黒くなったら浮かないか心配で…」
「その気持ち、よくわかります。でも黒一色じゃなくて、組み合わせ方を工夫すれば近隣とも調和しやすくなりますよ」
実際に塗装現場でも、黒は一定の人気がありますが、取り入れ方を間違えると重たく、威圧的に見えてしまう可能性もあります。大切なのは、“どう”使うかです。
黒をうまく使う配色の工夫
「たとえば、ツートンカラーにしてみるのもおすすめです。黒とグレー、黒とベージュなど、組み合わせ次第で印象が和らぎますよ」
「それ、いいですね。黒のかっこよさも残るし、落ち着いた印象にもなりそう」
「あと、外壁を真っ黒にするのではなくて、ダークグレー寄りにするだけでもずいぶん印象が変わります。遠目には黒に見えますけど、柔らかさが出ますよ」
配色のバランスやトーンを工夫することで、黒の持つ強さを活かしながらも、周囲となじませることができます。
「窓枠や雨どいも、色変えた方がいいんですか?」
「はい、そこもポイントです。白やライトグレーの付帯部を組み合わせると、黒の印象が引き締まりつつ、やさしい雰囲気になります」
付帯部のカラーは外観の印象を左右する重要な要素。黒を選ぶ際は、アクセントカラーとのバランスを取ることで一気に洗練された印象になります。
黒い外壁の注意点は?
「でも、黒って夏すごく暑くなりますよね? 外壁の温度とか心配で…」
「正直なところ、黒は熱を吸収しやすいので、表面温度は上がりやすいです。でも、断熱材がしっかりしていれば、室内への影響は最小限で済みますよ」
さらに、遮熱性のある塗料を使用することで、熱の吸収を抑えることも可能です。塗料選びも色とセットで考えると、後悔しにくくなります。
「汚れも目立ちますか? ホコリとか雨の跡とか…」
「はい、白っぽい汚れは目立ちやすいです。でも、親水性や低汚染性の塗料を選べば、汚れが付きにくくなりますし、雨で自然に洗い流されやすくなりますよ」
黒い外壁は見た目のかっこよさと引き換えに、紫外線や汚れの影響を受けやすい一面があります。だからこそ、塗料の性能にもこだわることが大切です。
ご近所との調和も大切に
「あんまり派手すぎるのは避けたいです。ご近所から浮いたら嫌なので…」
「でしたら、完全な黒ではなく“限りなく黒に近いグレー”や“チャコール系”の色にするのがよさそうですね。上品な印象も出せます」
実際、太宰府市や筑紫野市などでも、周囲との調和を考えて濃いグレー系を選ぶ方が増えています。個性を出しつつ、景観にもなじむ工夫が人気の理由です。
シミュレーションでしっかり確認
「もしよければ、カラーシミュレーションで見てみますか? 実際のお家の写真に色を当てはめて、雰囲気をチェックできますよ」
「ぜひお願いしたいです。家族にも見せて相談しやすくなりますね!」
色選びは感覚だけで決めず、シミュレーションで確認するのが成功のコツです。実際にどう見えるかを事前に見ておくことで、塗装後の後悔を防げます。
“無難”より“納得”できる色選びを
「やっぱり黒っておしゃれですね。でも、思ってた以上に奥が深い…」
「色って“正解”がないぶん、悩みますよね。でも、どう見せたいか・どう感じてほしいか、そこを基準に選ぶと失敗しにくいですよ」
お住まいはご自身やご家族が長く過ごす場所です。だからこそ、周りと同じだからという理由ではなく、“自分たちらしさ”を表現できる色選びが大切です。
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